三匹の虎伝説

(キャラ紹介) アニメキャラ

サトシ、ハルカ、タケシ、マサト、ナナコが登場します。

オリジナルキャラとその説明

カオル
ハルマサ姉弟の兄。ハルカと歳は4歳違い。
姿かたち(?)はポケモンルビー・サファイアの♂主人公と
同じ(本来はユウキなのですが、自分的にはこの名前が
気に入っているのでこれでいきます)。
基本的にハルカやマサトのことをいつも心配しているいい兄貴
なのだが、どうも少し過保護なところがあり、頑固な一面もある。
サトシとハルカの恋ざたには反対している。

サヤカ
ロケット団を倒すため、旅を続けている少女。
姿は金髪で大きな麦藁帽子をかぶっている(遠まわしに言わず
ポケスペのイエローと同じと言えばよい〔オリジナリティなくて
すみません…〕)。
ポケモンの話している事がわかる能力がある。

レイ
サヤカが持つジュプトル。かつてロケット団の実験用ポケモン
だった。右目に大きな傷があり、右腕は機械になっている。
人間の言葉を話す事も出来る。

バーサーカー
ロケット団の幹部。いつも覆面で顔を隠している謎の人物。

 

 

 

プロローグ

20XX年、ホウエン地方。
そこにはたくさんの美しい自然、さまざまな人々、そして
『ポケモン』と呼ばれる不思議な生き物が存在している。
人々はポケモンと共に、戦ったり、友として仲良く暮らしたり
していた。
ここでは、ポケモンを持つ人のことを『ポケモントレーナー』と
呼んでいる。ポケモントレーナーたちは、常に高みを目指し、
各地方で開かれる『ポケモンリーグ』に出場し、優勝する事を
夢見ていた。リーグ優勝者には最高の名誉が与えられる。
そのため、ポケモントレーナーたちは常により強いポケモンを
より強く育て上げる事に専念していた。
そんなポケモントレーナーたちの間で密かに語り継がれる
伝説があった。
特殊な力を持つ3匹の猛虎ポケモンの伝説。その3匹を手にした
物は無敵の力を得ると言う伝説であった・・・・・・・・・

 

第1話 始まり

サトシたちは、次のジムがあるトクサネ島へ向かうために、
島巡りの旅を続けていた。
サトシ(以下サ)「なあタケシ、次の島はなんていう島なんだ?」
タケシ(以下タ)「ああ、ティーゲル島と言う島だ。」
マサト(以下マ)「ティーゲル島?」
ハルカ(以下ハ)「どんな島なの?」
タ「ああ、なんでも最近トレーナーの間で噂になっている
『三匹の虎伝説』がある島だ。」
マ「あっ!それ聞いたことある!
特殊な力を持つ三匹の虎ポケモンを手に入れた者は
無敵の力を手に入れるって言うのでしょ?」
タ「そうだ。」
サ「三匹の虎か・・・一度は会ってみたいなぁ・・・」
タ「それに、この島ではコンテストも開かれているらしいぞ。」
ハ「ええっ!本当?それじゃあそのコンテストに出たいかも!!」
ハルカが目の色を変えた。
サ「そうだな、それに、その三匹の虎の事も知りたいからな。
何だか面白いことがありそうだぜ!なぁ、ピカチュウ!」
ピカチュウ(以下ピ)「ピカピ〜カ」
ハ「四つ目のリボンゲットかも〜」
そうして舟はティーゲル島に着いたのであった。

〜ポケモンセンター〜
サトシとハルカはコンテストのポスターの前で話をしている。
カウンターではジョーイさんにベタ惚れのタケシとそれを
止めようとするマサトがいた。
サ「コンテストは明後日みたいだな。がんばって四つ目のリボン、
ゲットするんだぞ!!」
ハ「ありがとう、サトシ。応援してくれて。(最近サトシ、私の
ことよく応援してくれるかも。)」
ガーッ
そのとき自動ドアが開き、一人の少年が入ってきた。
少年「すみません。ポケモン回復を・・・・・・?」
少年の視界に入ったのは、フロントではジョーイさんにベタ惚れの
タケシとそれを止めようとするマサトの姿だった。
タ「ジョーイさ〜ん!いっそのこと、自分も治療して・・・」
マ「はいはい治療してほしいなら病院へ行こうね〜」
あの変なヤツ(タケシ)は置いといて、少年の目に入ったのは
マサトのほうだった。
少年「よお!!マサトじゃないか!大きくなったな〜」
マ「え・・・・・・?・・・あっ!!お兄ちゃん!」
ハ「えっ、お兄ちゃん!?」
ハルカもお兄ちゃんという言葉に反応して振り向く。
そこには黒と赤の服を着て、黒いヘアバンド(蛇足 ポケスペの
ルビーと違い、頭の白いものは天然毛髪です)をした大きめの
少年が立っていた。
ハ「本当だ!!お兄ちゃん!!」
サ「え!?お兄ちゃん?」
ハルカも少年に駆け寄っていく。
少年「ハルカも相変わらず元気だな。まあそれほど良いことは
ないけどな!」
サ「あ、あの・・・・・・あなたは誰ですか?」
少年「ん?ああ、君がサトシ君かい?」
サ「え、ああはい・・・・・・俺の事知ってるんですか?」
少年「ああ、ハルカや父さんからいつも聞いてるよ。
・・・・・・おっと、自己紹介を忘れてた。
俺はカオルっていうんだ。よろしくな!」
サ「ああ、カオル、これからよろしくな!」
カオル(以下カ)「こちらこそ!
・・・・・・おっと本題を忘れてた。」
カオルはカウンターに向かおうとした。
しかし、カオルの視界にはジョーイさんにベタ惚れしている
タケシが入ってきた。
カ「・・・・・・・・・あいつ・・・・・・何者だ?」
マ「ああ、タケシだよ。元ニビジムリーダーで、とにかく
惚れやすいんだ。」
カ「・・・・・・・・・おまえたち、こんなヤツと旅してるのか
・・・・・・・・・大変だな。」
 

第2話 少女

ポケモンセンターでの用事も済ませ、外に出たサトシたちは、
近くにあった公園で休憩していた。
ハ「お兄ちゃんはどうしてこの島に来たの?」
カ「そりゃあもちろん、『三匹の虎』さ!
そいつらを出来るならゲットして、無敵の力を手に入れるのさ!」
マ「ふうん。お兄ちゃんなら出来そうな事だね!」
カ「ありがとうな、マサト。」
サ「そうだ、カオル。」
カ「ん?なんだ?」
サ「『三匹の虎』について知ってる事あるか?」
カ「ああ、あるさ。まず『三匹の虎』の内訳は
雷鳴の猛虎、『ワイツル』、
密林の猛虎、『レイザー』、
そして、業火の猛虎、『ブラスティア』だと言う事。」
サ「ワイツル、レイザー、ブラスティア・・・・・・」
サトシはポケモン図鑑を開く。まず最初に映ったのは、
全身が真っ白な虎ポケモンの姿だった。
ポケ図鑑(以下図)「ピピッ ワイツル 猛虎ポケモン
伝説の虎ポケモンの1つ。姿を現すときには必ず雷鳴が鳴り響く
といわれている。」
サ「へぇ〜」
次に画面に映ったのは、全身が青い虎ポケモンの姿だった。
図「ピピッ レイザー 猛虎ポケモン
伝説の虎ポケモンの1つ。密林の奥深くに住むため、目撃例は
少ない。」
サ「ふぅん。」
最後に映ったのは、全身が黒っぽく、前、後ろ足の付け根から
炎が出ている虎ポケモンの姿だった。
図「ピピッ ブラスティア 猛虎ポケモン
伝説の虎ポケモンの1つ。身体から噴出す炎でなんでも
焼き尽くしてしまうと言われている。」
サ「なるほど〜」
カ「あと、タイプは、ワイツルが電気、レイザーが草、
ブラスティアが炎だと言う事だな。」
サ「へぇ〜」
そのとき、どこからか声がした。
?「LUNER(ルナ)、竜の息吹!」
?「クオォォォォ!!」
ハ「あれ、何かしら?」
タ「行ってみようか。」
マ「うん。」
声のした方向に行くと、そこには麦藁帽子をかぶった1人の少女と、
1匹のフライゴン、そしてジュプトルがいた。
少女「よくやったね、LUNER。」
フライゴン「クゥゥッ!」
ジュプトル「コレデ、今度ノこんてすとモ優勝間違イ無シダナ。
さやか。」
少女「ありがとうレイ。でも今回はこの子で出るわけじゃないから。」
どうやら彼女もコンテストに出るらしい。
ハ「あの〜。」
少女「え、なあに?」
ハ「あなたもコンテストに出るの?」
少女「うん、まあ。」
ハ「じゃあ、私と戦う事になるかもね!私はハルカって言うの。
あなたと同じポケモンコーディネーターよ。」
少女「そう!あ、私はサヤカ。このフライゴンはLUNER、
このジュプトルはレイって言うの。ほら、レイも挨拶しなさい。」
レイ(以下レ)「アア、ヨロシクナ。」
サ「うわっ!?このジュプトル喋れるのか?」
タ「それに、その腕と目は?」
タケシが言うのも無理はない。そのジュプトルの右目には
大きな傷があり、右腕はどう見ても機械の腕だ。
レ「アア、コレハろけっと団ノヤツラガヤッタンダ。」
カ「ロケット団?ああ、あのカントーで悪名が高い組織の名前か。
そいつらにあんた何されたんだ?」
サヤカ(以下サ)「ここじゃちょっと話しづらいから、向こうで話すわ。
LUNER、ご苦労様、戻って。」
サヤカはフライゴンをボールに戻すと、歩き始めた。一同もそれについて行った。
しばらく歩いただろうか。すると、どこからか妙な歌が聞こえてきた。
サ「あれ、この歌どっかで聞いたような・・・・・・?」
 

第3話 アイツの登場 コンテストの始まり

?「♪スリバチ山のォ〜風に乗りィ〜電光石火ァ〜やってくるゥ〜」(エレブース応援歌うろ覚えで書きました。間違ってたらごめんなさい)
サ「この歌はまさか!?」
タ「ああ、そのまさかだろう。」
サトシとタケシは、歌の聞こえた方向に走っていった。
ハ「あ、ちょっとサトシ〜!」
マ「どこ行くんだよ〜!」
カ「勝手に行動するな〜!」
サヤ「話はまだ始まってないわよ〜!」
レ「オ〜イ!俺ヲオイテクナ〜!」
残り全員もサトシとタケシを追って走り始めた。

?「フレェ〜!フレェ〜!フレ、フレ、フレェ〜!
エレブースゥ〜!!」(『フレ』の回数何回だか忘れました。間違ってたらごめんなさい)
サ「やっぱりあいつは・・・」
タ「ああ、間違いなくナナコだ!!」
ナナコ(以下ナ)「ああ〜やっぱりこの歌歌うと気分がさっぱりするなぁ〜!
ってあっ!サトシやないか!久しぶりやな〜」
サ「ああ、ジョウト以来だな。ナナコと合うのは。」
すると遠くから声が聞こえた。
ハ「サトシィ〜!!」
マ「それにタケシィ〜!!」
カ「単独行動するなぁ〜!!」
サヤ「勝手に出て行かないでよぉ〜!!」
レ「マ、待ッテクレェ〜!!」
ハルカたちだ。どうやらサトシとタケシを追ってきたらしい。
ハ「もう〜サトシったらどこ行って・・・・・・
あれ、その人は?」
ナ「うちはナナコ。エレブース応援団長や!!」
マ「エレブース応援団長!?」
カ「ああ、あのファンが凄くやかましくて
ひとたび優勝すりゃぁ川に飛び込むやら、騒ぎまくるわ、
ケ○タッ○ーフ○イ○チ○ンのカー○ル○ン○ース人形を
川に放り込むわの迷惑千万なチームかぁ・・・」(それはエレブースのモデルと思われる某セリーグ球団だろ〜)
ナ「な、何が迷惑千万やぁ!!優勝を喜んじゃいかんのかぁ!!」
カ「お前らは喜びすぎなんだよ!!この前なんか川に飛び込んで
死んだあんたの同志がいたじゃないか!!」
ナ「あれは応援団としちゃ名誉の戦死や!!」
カ「なんだ名誉の戦死って!?ここは戦場かぁ!?」
ナ「○×▲◆※◇▽■▼△◎□●!!」
カ「●□◎△▼■▽◇※◆▲×○!!」
サヤ「あの人たちは放っておいて、私たちは行きましょう。」
サ「ああ、なんか長くなりそうだからな・・・」
そして、サトシたちはポケモンセンターに戻った。
サヤカもレイのことをサトシ達に話す事をすっかり忘れていた。

翌日・・・
ビビアン(以下ビ)「さあ始まりました!ポケモンコンテスト、
ティーゲル大会!!司会はおなじみ私、ビビアン。そして、
審査員の方々もおなじみの三人で〜す。
ちなみに今回はR1大会なので、一次審査と二次審査では
違うポケモンを使わなければいけません!!
さあ今日はどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか?」(3人の名前ジョーイさん以外忘れました。すみません)
ハ「四つ目のリボンゲットかも!!グランドフェスティバル出場かも☆」
カ「いいかハルカ、最後まで絶対に気を抜くんじゃないぞ。
気を抜いたらそこで負けだ。分かったな?」
ハ「うん!!」

数分後・・・
ビ「さあ、一次審査の始まりです!!
エントリーナンバー一番はサヤカさんです!
さあ、最近各地で活躍しているサヤカさん、五つ目のリボンをゲットし、
グランドフェスティバルへと駒を進めることは出来るのでしょうか?」
ハ「ええっ!?サヤカってもう四つもリボン集めてるの?」
サ「気を付けろハルカ、サヤカ、ああ見えて意外と強そうだぞ。」
ハ「うん、油断大敵かも。」
カ「『かも』じゃない、油断大敵そのものだ。気を抜くんじゃないぞ!」
ハ「うん!!」

そして、サヤカの演技が始まった。
サヤ「SONIA(ソーニャ)!お願い!!」
?「ドリ!!」
サ「なんだ?あのポケモンは?」
サヤカが出したポケモンは、トロピウスに似ていた。
しかし、身体はトロピウスより一回り大きく、体中が葉で覆われている。
それに、首の房についている実の形もトロピウスとは違ったものだった。
サトシは図鑑を向ける。
図「ピピッ ドリオール フルーツポケモン トロピウスの進化形。
首の房には一年を通してさまざまな実がなる。
全身から甘い香りを漂わせる。」
サヤ「SONIA、宙返りしてマジカルリーフから風起こし!!」
SONIA(以下S)「ドリ!!」
ドリオールは見事な宙返りを見せるとマジカルリーフを放った。
その直後、風起こしを放つ。すると、マジカルリーフが宙を
舞い始めた。
ハ「わぁ〜きれいかも〜!」
カ「風起こしでマジカルリーフをコントロールしているんだ。」
マ「すごいな〜」
タ「マジカルリーフは相手に必ず命中する技だから、難易度も
かなり高いだろう。」
サ「サヤカって結構凄いんだな〜」
レ「アタリマエサ。さやかハこんてすと初出場ノ時ニ、イキナリ
優勝シタラシイカラナ。」
ハ「ええっ!凄いかも!」
サヤ「さあ、次は光合成!!」
S「ドリ!!」
ドリオールの身体が輝き始めた。
サヤ「さあ最後よ!SONIA!ソーラービーム!!」
S「ド〜リィ〜!!」
ドリオールはそのまま、ソーラービームを放った!!
観客「ワーワー!!」
ビ「さあ、サヤカさんの演技が終わりました!得点は・・・
なんと、30点満点です!!」
ハ「す、凄いかも・・・・・・」
カ「何度も言うが、気を抜くんじゃないぞ。」
ハ「うん。」
そして、順番は巡り巡って、ついにハルカの番になった・・・
 

第4話 アゲハントVSアゲハント!

ビ「さあ、続いてはハルカさんです!最近注目されているハルカさん、
さあ、今日はどんな演技を見せてくれるのでしょうか?」
ハ「そんな、注目されてるなんて照れるかも・・・・・・
なんていってる場合じゃないわ、ワカシャモ、STAGE・ON!」
ワカシャモ(以下ワ)「ワッシャー!!」
ハ「ワカシャモ、真上に向かって炎の渦!!」
ワ「ッシャー!!」
ワカシャモが真上に向かって炎の渦を放った。
ハ「今よワカシャモ、スカイアッパー!!」
ワ「ワ〜ッシャ〜!!」
ワカシャモのスカイアッパーが炎の渦を切り裂いた!!
ビ「お〜っと、これは高得点が期待できます!!
さて、得点は・・・28点です!!」
ハ「よかった。これで二次審査に残れるかも!」

数分後。
二次審査のトーナメント表が発表された。
サ「この組み合わせじゃ、ハルカとサヤカは決勝まで当たらないな。」
ハ「四つ目のリボンゲットのためにも負けられないかも!!」
レ「ソノ言葉、ソックリソノママ返サセテモラウヨ。
さやかダッテぐらんどふぇすてぃばる出場ガカカッテルンダ。
負ケラレナイノハコッチノホウサ。」
ハ「それは私だって同じかも!!」
レ「コッチダッテソウサ。」
ハ「勝つのは私!!」
レ「イイヤ、さやかダ!!」
マ「あ〜あ、お姉ちゃんとレイがあっちで押し問答してるよ。」
カ「大丈夫かな・・・・・・」

数10分後。
ハルカとサヤカは順調に駒を進め、ついに決勝で激突する事となった。
サヤ「グランドフェスティバルのためにも、絶対あなたに勝って見せるわ!!」
ハ「それはこっちのセリフかも!!」
ビ「それではバトルスタート!!」
タイマーのカウントが始まった。
ハ「アゲハント!STAGE・ON!!」
アゲハント(以下ア)「フゥ〜ン」
サヤ「GEORGE(ジョージ)!お願い!!」
GEORGE(以下G)「フゥ〜ン!」
マ「ええっ!サヤカが使うのもアゲハント?」
タ「しかも色違いだ!!」
確かにサヤカのアゲハントは普通のアゲハントなら黒い部分が青くなっている(オリジナルの色違いです)。
ハ「先手必勝!アゲハント!銀色の風!!」
ア「フゥ〜ン!!」
銀色の風がGEORGEを襲う!!
サヤ「サイコキネシス!!」
サ「サ、サイコキネシス!?」
GEORGEから青い光が放たれる。たちまち銀色の風は相殺された。
サヤ「今よGEORGE!シャドーボール!!」
G「フゥ〜ン!!」
GEORGEから黒い球体が放たれる。その球体はアゲハントに直撃した!!
ア「フゥ〜ン!!」
ハ「アゲハント!!」
マ「あのアゲハント、普通のアゲハントは使わないわざばかり使うな〜」
カ「ああ、気を付けろハルカ!!あいつ何を使うか分からないぞ!!」
ハ「どうしよう・・・こうなったら!アゲハント!糸を・・・」
サヤ「GEORGE!メロメロ!!」
ハルカが言い終わらないうちにサヤカが指示を出した。
G「フゥン!」
GEORGEがウインクした。そこからハートの形をした光が飛ぶ。
そしてそれは、まさに糸をはかんとするアゲハントに直撃した!!
ア「フ、フゥン・・・」
ハ「アゲハント!!」
アゲハントの目は、完全にハートになっていた。
ハ「アゲハント!銀色の風・・・えっ!出来ない!!どうして〜」
サヤ「GEORGE!サイコキネシス!!」
サイコキネシスは直撃、アゲハントは完全に動きを封じられた。
ハ「アゲハント!!」
サヤ「とどめよ!!破壊光線!!」
G「フゥ〜ン!!」
一筋の閃光がGEORGEから放たれた。
閃光は、たっぷり6秒間は続いた。破壊光線の横薙ぎ(よこなぎ)放射。
その一撃で、ハルカのアゲハントは完全にノックアウトした。
ビ「ハルカさんのアゲハント、バトルオフ!!
優勝はサヤカさんです!!」
サヤ「やった〜!!」
ハ「あ〜あ、負けちゃった・・・」
そう言いながらハルカはモニターに目をやった。
ハ「!?」
ハルカは驚いた。
なぜなら、サヤカのポイントゲージは、ほんの少しも減っていなかったからだ。
ハ「す、凄いかも・・・」

 
第5話 いざ虎探しの旅へ

コンテストが終わり、人々も家路につき始めたころ。
ハルカは公園でサヤカと話していた。
ハ「なんだか今日は負けても悔しくなかったかも。
完璧に負けちゃったからかな。
それにしてもサヤカは凄いかも。ポイントを少しも減らさずに勝つなんて。」
サヤ「ハルカもがんばって、グランドフェスティバルに出場してね!」
ハ「うん!そのときは絶対に負けないわよ!!」
サヤ「私だって!!」
すると、そこにサトシたちが来た。
サ「ハルカ、そろそろポケモンセンターに戻ろうぜ。」
マ「明日から伝説の虎ポケモン探しに行くから今日はゆっくり休め
ってお兄ちゃんが言ってたよ。」
サヤ「そう、それなら私も一緒に行くわ。カオルとはライバルになっちゃうけど。」
サ「えっ!?じゃあサヤカも伝説の虎ポケモンを・・・」
サヤ「うん、ロケット団を倒すためにね。」
タ「ロケット団を倒すため?」
サヤ「うん。今日はもう遅いから、その事は明日話すわ。
それじゃあレイ、私たちも行きましょう。」
レ「アア、ソウダナ。」
そう言うとサヤカは足早にポケモンセンターへと向かっていった。

翌日・・・
カ「今日はいい天気だな〜旅に出るにはもってこいの日だ。」
ハ「お兄ちゃん、がんばって伝説の虎ポケモンを見つけだそうね!」
カ「そうだな!そしてあわよくば伝説の虎ポケモンをこの手に・・・・・・」
?「ちょおっと待った〜!!」
カ・ハ「!?」
そこにはナナコがいた。
カ「あ、あのやかまし娘か。」
ナ「だ〜れがやかまし娘や!!」
サ「まあまあ落ち着いて・・・」
ナ「伝説の虎ポケモンを手に入れるのはうちや!!そして無敵の力で
エレブースを勝利に導くんや〜!!」
カ(こいつどっかおかしいんじゃないのか?)
サヤ「まあ、そんな事はいいとして、早く行きましょう。」
タ「そうだな。」
マ「早く行こうよ〜」
サ「そうしようぜ!!」
そしてサトシたちは町から伝説の虎ポケモンを探しに旅立った。

ここは町から離れた所にある休憩所。サトシたちはここで休憩を取っていた。
カ「この先にある『雷鳴の洞窟』『密林の地溝(ちこう)』
そして『業火の平原』にそれぞれワイツル、レイザー、ブラスティアがいるらしい。
まずは『雷鳴の洞窟』から行くからな。」
ハ「うん!」
サ「そうだ!なあカオル?」
カ「ん?なんだ?」
サ「俺とバトルしてくれないか?」
カ「え?」
カオルは突然の事で少し戸惑った。
カ「・・・・・・・・・ああ、いいとも!!」
サ「そうか?じゃあ早速始めようぜ!!」
カ「ああ、でも普通のバトルじゃ面白くないから・・・・・・
ダブルバトルにしよう!!」
サ「そうだな!!これは面白そうだ!!」

そして2人の準備が終わり、バトルが始まった。
タ「それではこれより、サトシ対カオルのバトルを始める。
ルールはダブルバトル。使用ポケモンは2体。どちらかのポケモンが
2体とも戦闘不能になった時点で試合終了とする。」
カ「お先にどうぞ、サトシ!」
サ「ああ!ピカチュウ!ジュプトル!君に決めた!!」
ピ「ピカ!!」
ジュプトル(以下ジュ)「ジュ〜!!」
カ「ピカチュウにジュプトル・・・それなら!
ラグラージ!ストライク!出て来い!!」
ラグラージ(以下ラ)「ラグ〜!!」
ストライク(以下ス)「ストラ〜イク!!」
タ「それでは始め!!」
カ「さあサトシ、来い!!」
カオルの表情は真剣そのものだ。
サ「ああ、ジュプトル、ラグラージにリーフブレード!!」

 
第6話 ダブルバトル!!

カ「さあサトシ、来い!!」
カオルの表情は真剣そのものだ。
サ「ああ、ジュプトル、ラグラージにリーフブレード!!」
ジュ「ジュルル!!」
ジュプトルがラグラージに向かって突進する!!
カ「ストライク、リーフブレードを受けろ!!」
ス「ストライク!!」
ストライクが素早く間に入り、リーフブレードを受けた!!
ジュ「ジュル!?」
カ「今だ!ストライク!連続切り!!」
ス「ストラ〜イク!!」
ストライクの連続切りはジュプトルに見事にヒットした。
ジュ「ジュ〜!!」
サ「ジュプトル!こうなったらピカチュウ!10万ボルト!!」
ピ「ピカ〜チュウ〜!!」
カ「それも同じだ!ラグラージ!10万ボルトを受けるんだ!!」
ラ「ラグ!!」
10万ボルトはラグラージに直撃する。しかし、地面タイプを持つラグラージには傷一つつかない。
カ「ラグラージ!地震!!」
ラ「ラ〜グ〜!!」
ピ「ピカァ〜!!」
ジュ「ジュ〜!!」
ピカチュウとジュプトルは地震に弾き飛ばされた。
サヤ「いい戦い方ね。カオルの戦い方。」
ハ「えっ?」
マ「お互いの欠点を補い合ってるんだよ。」
ハ「えっ?」
サヤ「たとえば、ジュプトルが攻撃するとするでしょ。
水タイプと地面タイプを持つラグラージは草タイプの技に弱いから、
草タイプの技をあまり受けない飛行タイプと虫タイプを持つストライクが、
ラグラージをガードして、すかさず攻撃を叩き込む。
これでジュプトルに大ダメージを与えられ、自分は少しのダメージしか受けない。って寸法よ!」
ハ「なるほど〜」
マ「逆もいえるよ。もしピカチュウがストライクに電撃を放つとするよ。
飛行タイプを持つストライクは電気タイプの技に弱いでしょ。
だから、電気タイプの技を受けない地面タイプを持つラグラージが
ストライクを守って、すかさず地震をつかう。
こうすればピカチュウとジュプトルの両方にダメージを与えられるというわけ。」
ハ「あれ、でも地震は味方も巻き込んじゃうんじゃ・・・」
サヤ「ストライクは飛行タイプを持っているでしょ。
だから地面タイプの技は受けないのよ。」
ハ「なるほどね・・・」
一方のバトルフィールド。
ピカチュウとジュプトルはすでにボロボロ。しかし相手はピンピンしている。
サ「畜生・・・どうやったら・・・そうだ!!
ピカチュウ!ストライクに電光石火!!」
ピ「ピ〜カ!!」
ス「ストライ〜ク!!」
電光石火はストライクに直撃した。ストライクはあっという間に弾き飛ばされる。
ストライクとラグラージの距離が離れた。ガードする事は不可能だ。
サ「今だ!ジュプトル!タネマシン・・・」
カ「ラグラージ!冷凍ビーム!!」
ラ「ラ〜グ〜!!」
サトシが言い終わらないうちに、ラグラージの冷凍ビームがジュプトルにヒットした!
ジュ「ジュ〜!!」
そしてジュプトルは氷づけにされてしまった!
サ「ジュプトル!!」
カ「今だ!ストライク!ジュプトルに連続切り!ラグラージ!地震だ!!」
ス「ストラ〜イク!!」
ラ「ラ〜グ〜!!」
2つの攻撃は、ピカチュウとジュプトルにクリーンヒットした!
サ「ピカチュウ!ジュプトル!」
ピ「チャア・・・・・・ア・・・・・・」
ジュ「ジュル・・・・・・ル・・・・・・」
タ「ピカチュウ、ジュプトル、戦闘不能。よって勝者、カオル!」
カ「よくやったぞ、ラグラージ、ストライク!さあ、戻っていいぞ。」
カオルは2匹をボールに戻した。
サ「2匹ともよくがんばってくれたな、戻れ、ジュプトル!」
サトシもジュプトルをボールに戻し、ピカチュウを抱きかかえた。
サ「それにしてもカオル、強いな〜
俺なんて足元にも及ばなかったよ〜」
カ「まあな、こう見えてもジムの跡取りだからな。」
サ「今度またバトルしような、カオル。」
カ「ああ、いつでも相手してやるよ。」
そういって2人は硬く握手をした。
そして夜もふけってきたころ・・・・・・
 

第7話 雷鳴の洞窟

サ「伝説の虎ポケモンか・・・」
ピ「ピカピ〜カ」
サトシはピカチュウと小さな岩に座り、物思いにふけっていた。
?「サトシ。」
サ「?」
サトシは突然肩を叩かれた。
サ「なんだハルカか。」
ハ「もうみんな寝てるわよ。サトシもそろそろ寝たらどう?」
サ「でもさ〜伝説の虎ポケモンの事が気になって眠れないんだよな〜」
ハ(今の言葉、ほんとにサトシらしいかも。)
そしてハルカは、サトシの隣に座った。
ハ「ねえサトシ。」
サ「なんだ?」
ハ「私、ずっと前からサトシに言いたかったことがあったの。」
サ「え、なんだ?」
ハ「私・・・・・・サトシの事が好きかも!!」
サ「!?」
サトシは自分の耳を疑った。
サ「それって・・・ホントか!?」
ハ「ホントにホント!!」
サ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばしの沈黙・・・・・・
ハ「ねえサトシ。」
サ「なんだ?」
ハ「それで・・・サトシはどうなの?」
サ「え・・・いや・・・その・・・あの・・・」
ハ(ほんとにサトシらしいかも。)
ハルカは少し笑った。
サ「あっ!!今笑ったな!!」
ハ「え?笑っちゃダメなの?」
サ「え・・・・・・それは・・・・・・別にいいけどさ・・・」
サトシの口調はどこかぎこちない。
ハ「ねえサトシ。」
サ「なんだよ?」
ハ「よかったら・・・手つながない?」
サ「え・・・・・・べつに・・・・・・いいけどさ・・・・・・」
ハ「じゃあ決まり!」
ハルカはサトシのほうに少しだけ手を動かした。
サ(なんか嫌な予感がするな・・・)
サトシは気のせいか後ろに何か殺気を感じていた。
サ(まいっか!)
サトシはハルカと手をつなごうとした。その時だった!!
バチィィン!!
サトシは誰かに思い切り頬をひっぱたかれた。
サ「いてぇっ!!だ、誰だ!?」
カ「俺だぁ!!」
ふりむくと、そこには物凄い怒りのオーラを放つカオルの姿があった。
カ「俺の妹に勝手に手出しすんじゃねえ!!」
カオルは口調もいつもと違う、まるでやくざの様な物凄い口調だった。
サ「は、はい!分かりました〜!!」
サトシはそそくさと走り去ってしまった。
ハ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お兄ちゃん。」
カ「ったく!ハルカがこういうこと好きだからってよくもぬけぬけと・・・いいかハルカ!!」
ハ「え!な、なに!?」
カ「本当の恋ってのはな、凄く危険なものなんだからな!!
男ってのはああいうものなんだから、油断するんじゃないぞ!!
ちょっとでも油断するとな!!何されるか分からんからな!!
気を付けるんだぞ!!」
ハ「え、う、うん(お兄ちゃんってほんと心配性なんだから・・・)」

翌日・・・・・・
カ「着いたぞ!」
サ「ここが雷鳴の洞窟か〜」
タ「確かに何かいそうな雰囲気だな。」
ナ「よ〜っし!必ずワイツルをゲットしたるでぇ〜!!」
カ「いや、ワイツルを手に入れるのはこの俺だ!」
レ「さやか。コノ世界ノタメニモ、三匹の虎ぽけもんヲ必ズげっと
シヨウナ。」
サヤ「うん。がんばろう。レイ。」
レ「アア。」
マ「じゃあ、中へ入ってみようよ!」
サ「そうしようぜ!」

洞窟の中。
カオルが持つ懐中電灯で照らされた洞窟はどこか不気味であり、神秘的にも見える。
こんな空間にいるのだから、あの人が黙っているはずがなかった。
ハ「ハルカ探検隊、今回は伝説の虎ポケモンを捜し求めてここ、
雷鳴の洞窟にやってきました!さあここでどんな出来事が我々を
待ち構えているのでしょうか!!」
ハルカは相変わらず一番前を歩いている。
一行はどんどん奥へと進んでいく。
洞窟の天井には、ズバットやゴルバットがたくさんとまっている。
やがて一行はとても広い場所に出た。
そこにはたくさんの光りゴケが生えていて、中はボゥッと照らされていた。
カ「洞窟の大広間だ。」
サヤ「すごい・・・きれい・・・。」
ドン!ガシャン!
サ「!」
タ「奥から何か音がするぞ!!」
カ「行ってみよう!!」
マ「うん!」
一行は奥へ向かう。
やがて何かが見えてきた。
1人の人間とポケモン。そしてそれと戦っているのは・・・
カ「ワ、ワイツル!?」


第8話 CHASE!!

1人の男とポケモン。そしてそれと戦っているのは・・・
カ「ワ、ワイツル!?」
確かに、男が使っていると思われる狼男のようなポケモンと、
真っ白な虎の姿をしたポケモンがバトルしている。
サ「あのポケモンは確かにワイツルだ!!
でも、戦っているポケモンは・・・・・・?」
サトシは図鑑を開く。
図「ピピッ ウルフェン 人狼(じんろう)ポケモン
グラエナの進化形。満月の夜に現れるという。
普段は人前に姿を現すことは少ない。」
男「くっ・・・さすがに強いな・・・・・・」
その男は仮面をかぶっていた。さらに胸には大きく『R』の文字がきざまれている。
サ「R・・・・・・まさかロケット団!?」
男「いかにも・・・・・・私はロケット団幹部バーサーカーだ。」
サヤ「ロケット団ですって!!」
サヤカが突然反応する。
サヤ「・・・・・・あなたたちにワイツルを渡すわけにはいかない・・・
世界の平和のためにも・・・そして、お父さんとお母さんの仇をうつためにも!」
バーサーカー(以下バ)「そうか・・・・・・お前はあの研究者夫婦の娘か・・・・・・」
サヤ「そう・・・私はお父さんとお母さんを殺したあなたを倒すために・・・
そして・・・あなたのいるロケット団を倒すために旅を続けてきたんだから!!」
レ「ソウサ!ソシテオ前タチハ俺ヲコンナ姿ニシタ・・・・・・
俺ガ普通ノじゅぷとるトシテ生キテイケタナラ・・・ドンナニ幸セダッタカ・・・
ダガ、オ前タチハ俺ヲコンナ身体ニシタ・・・・・・
コノ恨ミハ、オ前タチヲ・・・ろけっと団ヲ倒サナケレバ、絶対ニオサマラネエンダヨ!!」
バ「小娘が・・・・・・お前らのようなコワッパどもに
ロケット団が倒せるとでも思っているのか!!」
サヤ「問答無用!レイ!お願い!!」
レ「アア、任セトケ!!」
バ「行け!ウルフェン!!」
ウルフェン(以下ウ)「グルルル・・・・・・」
すると隙を突いてワイツルが逃げ出した!!
マ「ワイツルが逃げる!!」
カ「追うぞ!!サヤカはここで奴をひきつけてくれ!!」
サヤ「言われなくても、そうするわ!!」
サヤカはどこか勇ましい声で答えた。
サ「じゃあ行くぜ!みんな来るんだ!!」
ハ「うん!!」
ナ「分かったで!!」
サトシたちは奥へ走っていく。
サヤ「頼んだわよ・・・みんな・・・・・・」
バ「ウルフェン!シャドーパンチ!!」
サヤ「レイ!みきり!!」

サトシたちはワイツルを全力で追い続ける。
サ「くそ・・・あいつ走るの速い・・・」
カ「いい加減ばててきたな・・・」
ハ「もうヘトヘトかも〜」
ナ「まだまだぁ!!ワイツルを手に入れるならたとえ火の中水の中!!
エレブース魂みせたるでぇ〜!!」
タ「それにしても・・・疲れた・・・・・・」
マ「ゼェハァ・・・まだワイツルは止まりそうにないよ〜」
数分ほど走っただろうか。
不意に視界が開けた。
まぶしい日差しが目に入ってきた。
サ「こ、ここは・・・・・・」
そこは、まるで谷のようになっていて、眼下には密林が広がっている。
カ「ここは・・・レイザーがいるという密林の地溝だ・・・・・・」
ハ「えっ!?」
マ「そういえばワイツルは・・・・・・」
マサトが周りを見回そうとした、その時。
?(あなたですね・・・強き力を継ぐ者は・・・・・・)


第9話 ハルカとワイツル

何か声がした。
穏やかな神のような声。しかも頭の中に直接響いてくるような声だ。
ハ「だ、誰?」
声の聞こえた方向をむくと、そこにはワイツルがいた。
ワイツル(以下ワ)(私はワイツル・・・・・・この島の守護神です。)
サ「守護神?」
カ「それじゃあレイザーやブラスティアも・・・・・・」
ワ(はい。そうです。
今この島には危険が迫っている・・・・・・破滅の神がやがて目覚めようとしているのです・・・・・・)
カ「破滅の神・・・・・・もしかしてルインザー?」
マ「ええっ!お兄ちゃん知ってるの!?」
サ「ルインザー・・・・・・ポケモンかな?」
サトシは図鑑を開いてみた。
すると画面には体中が黒く、2つの頭を持つ竜の姿が映った。
図「ピピッ ルインザー 破滅ポケモン
破滅の神として恐れられているポケモン。口から出す破壊光線で全てを破壊しつくす。」
サ「な、何だか凄いんだか怖いんだか分からないポケモンだなぁ?」
ワ(破滅の神を倒すには強き力を継ぐものの力が必要になる・・・
そしてそれは・・・・・・あなたなのです。)
ワイツルが視線を変える。その視線の先にいたのは・・・
ハ「わ、私!?」

サヤ「LILLY(リリィ)!冷凍ビーム!!」
LILLY(以下リ)「ト〜ゼ〜イル!!」
サヤカのトドゼルガ・LILLYが冷凍ビームを放つ!!
バ「かわしてスカイアッパー!!」
ウ「ウ〜ワウ!!」
L「ゼ〜イル!!」
ウルフェンの攻撃は見事にヒットした。
サヤ「LILLY!!」
バ「ふん。ウルフェンは悪タイプだけでなく格闘タイプも持っていることを忘れたのか?」
サヤ「ど・・・どうすれば・・・そうだ!LILLY!戻って!
GEORGE!お願い!!」
G「フゥ〜ン」
サヤカが出したのはコンテストでも活躍したアゲハント・GEORGEだ。
バ「こしゃくな・・・・・・ウルフェン!爆裂パンチ!!」
サヤ「かわして破壊光線!!」
G「フゥ〜ン〜!!」
GEORGEは爆裂パンチを見事にかわし、破壊光線を叩き込んだ!!
ウ「ギャウン!!」
バ「ウルフェン!!くっ・・・
しかたない・・・ここは引き上げよう!戻れ!ウルフェン!!」
バーサーカーはウルフェンをボールに戻すと、入口の方向に向かって走り去った。
サヤ「なんとか追い払ったわね・・・大丈夫?レイ?」
レ「アア・・・コレシキノ傷、ドウッテコトナイサ。」
レイはウルフェンとのバトルに破れ、負傷してしまったのだ。
サヤ「さあ、急いでみんなのところへ行かないと!!」

その夜。
サヤカとレイも合流し、一同は眠りについていた。
サトシとハルカだけは別だったが・・・・・・
サ「しかし驚いたな。ハルカがワイツルに認められるなんて。」
ハ「私だって聞いたときはびっくりしたかも。」
サ「でも、うらやましいな〜
伝説のポケモンと一緒に行動できるだなんて。」
ハ「・・・ねえサトシ。」
サ「え?」
ハ「手つながない?」
サ「そうだな、前はつなぎそびれちゃったし・・・それに・・・」
ドカッ!!
サ「ぐわっ!!」
サトシは突然頬を今度は思い切りグウで殴られた。
サ「まさか、また・・・・・・」
カ「そのまさかだぁ!!」
またハルカの守護神(?)カオルが出てきてしまった。
カ「てめぇいい加減にしやがれ!!いいか!!今後はハルカの半径
1メートル以内に近寄るんじゃねえぞ!!もし破ったらこんどはブッ殺すぞ!!」
サ「は、はい!すみませ〜ん!!」
サトシは逃げるように(と言うより本当に逃げている)走り去った。
カ「ったく・・・いいか!ああいう男には気を付けるんだぞ。」
ハ「う・・・うん・・・(なんか頭にくるかも・・・・・・)」
しかし、今回はハルカの怒りのマグマが爆発する事はなかった。
その時だ。
何か光の筋のようなものがハルカめがけて飛んできた!!
ハ「!!」
カ「ハルカ!伏せろ!!」


第10話 イーグラー急襲!!

カオルはハルカに覆いかぶさるようにして倒れこんだ。
光の筋はハルカとカオルの頭上を通り過ぎる。
カ「あれは・・・破壊光線?」
ハ「何なのよ〜一体?」
バ「フッフッフ・・・・・・」
こんな時、いつもならあのニャースを連れた2人組が出てくるのだが、今回は違った。
カ「バ、バーサーカー!!」
確かにバーサーカーだった。今度は大きな鳥ポケモンの上に乗っている。
サ「な、なんだ?」
タ「どうした!ハルカ!!」
マ「あっ!あいつはバーサーカーだ!!」
ナ「あ、ほんとや!!」
サヤ「またあなたなの!?」
レ「ッタク!性懲リモナク・・・・・・」
バ「フフフ・・・ワイツルとそのパートナーは私が貰っていく!!
ゆけ!!イーグラー!!」
イーグラー(以下イ)「イーグ!!」
サ「あのポケモンは!?」
サトシはバーサーカーが乗る鳥ポケモンに図鑑を向ける。
図「ピピッ イーグラー 荒鷲(あらわし)ポケモン
鳥ポケモンの中で最強と言われている。ピジョットやオオスバメなどの鳥ポケモンも
軽々と一撃でしとめてしまう。」
サ「すげえポケモンだな・・・・・・」
サヤ「何度来ても同じよ!!LILLY!お願い!!」
カ「行け!ボスゴドラ!!」
サ「ヘイガニ!君に決めた!!」
L「ト〜ゼ〜ル!!」
ボスゴドラ(以下ボ)「グオォォォ!!」
ヘイガニ(以下へ)「ヘイヘイヘ〜イ!!」
サヤ「LILLY!オーロラビーム!!」
カ「ボスゴドラ!冷凍ビーム!!」
サ「ヘイガニ!バブル光線!!」
L「ト〜ゼィ〜ル!!」
ボ「グオォォォ!!」
ヘ「ヘ〜イガ!!」
三つの光線がイーグラーめがけて飛んでいく!!
バ「イーグラー!我慢だ!!」
イ「イグ!!」
イーグラーは三つの攻撃を受けた。
そして三つの光線をはじき返した!!
L「ゼ〜イル!!」
ボ「グアッ!!」
ヘ「ヘ〜イ!!」
サ「えっ!!」
カ「なんだと!!」
サヤ「嘘!!」
LILLY、ボスゴドラ、ヘイガニはその場に倒れていたのだ!
タ「くっ・・・こうなったら行け!ミズ・・・」
ナ「エレブース魂をみせたるで!!行け!エレキ・・・」
ワ(皆さんは下がってください!ここは私が!!)
タ「えっ・・・」
ナ「・・・・・・分かった!!」
ワイツルが姿勢を低くした。身体に青白い電流が走り始めると同時に
口の中に電気を溜め始めた。
バ「来るか・・・ワイツルの超必殺技・・・」
ワ(マグネブラスター!!)
ワイツルから電撃の弾が放たれる。電磁砲にも似ているが、それよりももっと巨大な弾が飛んでいく。
バ「かわして鷲づかみ!!」
イ「イーグ!!」
イーグラーはマグネブラスターをかわした。そして・・・
ハ「きゃあっ!!」
ワ(何!?)
ハルカとワイツルはイーグラーにガッチリとつかまれていた!!
サ「ハルカ!!」
サヤ「鷲づかみ・・・イーグラーの専用技・・・
相手より後に攻撃するけど、必ず命中する攻撃・・・・・・
まさかそれを使うなんて・・・」
サ「畜生!オオスバメ!君に決めた!!」
オオスバメ(以下オ)「スバ!!」
バ「コワッパが・・・・・・エアカッターだ!!」
イ「イ〜グ!!」
オ「スバ〜!!」
やはり最強の鳥ポケモンである。オオスバメは完全にパワー負けしている。
サ「畜生!!ハルカとワイツルを返せ!!」
バ「フフフ・・・返して欲しければ私のところに来てみたまえ・・・
ハ〜ッハッハ!!」
バーサーカーは高笑いし、その場から去っていった。
サ「ハ、ハルカ!!」
カ「ハルカ!!」
しかし、イーグラーは次第に遠ざかり、見えなくなってしまった。
サ・カ「ハルカ〜!!!」
サトシとカオルの悲痛な叫びもむなしくこだまするだけだった。
その時だ。
後ろの茂みから何かが飛び出した。
?(くそ・・・・・・遅かったか・・・)


第11話 傷心のサトシ

誰かの声がした。
ワイツルと同じような、心に響く声だ。
全員がその方向に目を向ける。
タ「あ、あれは・・・・・・」
カ「レイザー!?」
青い身体、緑色の縞模様・・・・・・間違いなくレイザーだった。
レイザー(以下レイ)(君達は・・・ワイツルとであった一行か。
それにしても・・・大変な事になった・・・)
マ「大変な事、って?」
マサトが尋ねる。
レイ(ヤツの計画は着々と進んでいる・・・それにワイツル、ブラスティアが敵の手に渡ってしまった・・・・・・)
ナ「ブラスティアまでか?」
レイ(そうだ。それにブラスティアは洗脳されているらしい。
まったくもってひどい事だ・・・・・・)

それから数分後。
カオルはハルカの行方が心配なせいか、眠れぬ夜をすごしていた。
カ「こんなところにいてもな・・・何にもならないからな・・・・・・」
カオルは寝袋を抜け、テントの外に出た。
カ「?」
カオルはあるものを見た。
そこには岩に座り込み、うつむいたままにしている様子のサトシの姿があった。
カ「どうした?サトシ?」
サ「・・・・・・・・・・・・悔しいんだ。」
カ「?」
サ「実はハルカのこと・・・・・・俺も好きだったんだ・・・・・・」
カ「そうなのか!?」
サ「ああ・・・・・・」
サトシは空を仰いだ。
サ「あいつ・・・・・・あった時から・・・・・・なんか他の人と・・・・・・
カスミと旅してた時には無かった・・・・・・なんと言うか・・・・・・その・・・・・・
特別な感情を抱いてたんだ。」
カ「・・・・・・・・・・・・」
サ「でも・・・・・・・・・ハルカに対する特別な感情の正体が
この前、ようやく分かったんだ・・・・・・ハルカが好きだって事が・・・・・・・・・」
カ「サ、サトジ・・・・・・(涙)」
カ「カオルはどう思っているかは分かんないけど・・・・・・俺はハルカが本気で好きなんだ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・死んでほしくないんだ・・・・・・・・・」
カ「ザドジーーーーーー!!(号泣)」
カオルが突然発した大声に全員が目を覚ました。
タ「何だ〜?」
マ「どうしたの〜?」
サヤ「うるさいなぁ〜」
レ「寝カセロ〜」
ナ「起こさんといてくれんか〜?」
しかしそんな声もカオルの耳には入らなかった。
カ「今の言葉。俺スッゲエ感動した!!
サトシ!お前をハルカの正式な恋人として認める!!」
サ「え、ええ!?」
カ「これからは手つなごうがキスしようが○○○(ピー)しようが邪魔はしないと誓おう!!」
サ「あ、ああ、うん・・・・・・」
カ「『うん』じゃない!!こういうときは勇ましく『はい!』と返事するもんだ!!」
サ「あ、はいはい!!」
カ「『はい』一回でいい!!」
サ「あ、はい!!」
カ「よし!じゃあ明日からハルカとワイツルを探しに行こう!!(さあてと・・・・・・この2人の縁談はいつごろまとまるかな?)」
そして一行は眠りについたのだった。


第12話 襲撃!!

翌日。
サトシたちはハルカを助け出すために、作戦を練っていた。
レ「俺ノ記憶デハ、確カアイツハ飛行船ヲ使ッテ移動シテイルンダ。」
カ「イーグラーの飛べる距離、飛んだ方向、そして飛行船の速度を考えると・・・・・・
ヤツの飛行船はここからここまでの間にいるはずだ。」
カオルは地図に矢印を書き込んだ。
マ「これじゃあ結構大柄な飛行タイプポケモンが必要になるなぁ〜」
サ「でも、俺のオオスバメはまだ怪我してるし・・・・・・」
タ「かといって、俺は飛行タイプのポケモンは持っていないし・・・・・・」
サヤ「私のSONIAとLUNERなら、そこまで飛んでいけるわ!」
サ「えっ!?」
カ「俺の持ってるボーマンダとラティオスでもいける!!」
サ「そうか!!ボーマンダに・・・・・・ラティオス!?」
マ「そうだよ。お兄ちゃんの手持ちの中で最強なんだ!!」
サ(ス、スゲエ。)
サトシはただ驚いていた。

数分後。
全員はすでに準備万端だった。
サヤカとレイはSONIAに、ナナコとマサトはLUNERに、
カオルとタケシはボーマンダに、そしてサトシはラティオスに乗った。
レイザーはラティオスがしっかりつかんでいる。
サヤ「行くわよ!!SONIA、LUNER!!」
S「ドリ!!」
L「クォォォ!!」
カ「行くぞ!ボーマンダ、ラティオス!!」
ボーマンダ(以下ボー)「ボォォォ!!」
ラティオス(以下ラティ)「クォォォ!!」
レイ(ではゆこう!!ワイツルとそのパートナーのもとへ!!)
全「おーーーーーー!!」
四匹のポケモンたちは飛び立った。

しばらく飛んだだろうか。
雲の中に大きく「R」の文字が書かれた飛行船が現れた。
レ「アレダ!間違イナイ!!」
サ「よし・・・行くぜみんな!!」
ピ「ピカピカ!!」
S「ドリ!!」
L「クォォォ!!」
ボー「ボォォォ!!」
ラティ「クォォォ!!」
四匹は飛行船に向かって突っ込んでいった!


第13話 レイザーVSブラスティア!!

サヤ「SONIA!ソーラービーム!!LUNER!破壊光線!!」
カ「ボーマンダ!ラティオス!破壊光線!!」
四匹のポケモンから閃光が放たれた!!
ズドォォォォ!!
四つの閃光は飛行船の窓を破った。が・・・
サ「畜生!追いつけねぇ!!」
マ「飛行船がスピードを上げたんだよきっと・・・」
いくらジェット機より速く飛べるラティオスでも、2人もお荷物を載せていてしかも腕を折りたためないとなるとスピードも相当落ちる。
それで飛行船にも追いつけないのだ。
カ「なら、飛行船のエンジンを破壊しよう!!
そうすればスピードが落ちるどころか、空に浮かぶただの風船になるからな!」
サ「そうか!じゃあやるぞ!」
四匹はなんとか飛行船に追いつこうとする。
そしてようやく飛行船に追いついた、その時!
ガガガガガ!!
突然何かが飛んできた。
サ「うわっ!!」
タ「あれは・・・機関銃か!?」
サヤ「自衛武装も付いてるのね・・・みんな!気を付けて!!」
サ「分かった!!」
ナ「エレブース魂で挑めば、こんなもん怖くもなんともないわ!!」
ポケモンと飛行船の戦いは数分間は続いた。
飛行船の機銃が火を噴き、ポケモンの放つ閃光が乱舞する。
そしてついに・・・・・・
マ「やった!飛行船が止まったよ!!」
カ「よし!それじゃあ行くぞ!!」
サ「おう!!」
タ「みんな、気を引き締めていくんだ!!」
マ「分かってるよ!!」
ナ「エレブース魂をみせたるわ!!」
サヤ「その意気よ!みんな!!」
レ「ミンナ!行クゾ!!」
全「おーーーーーー!!」
四匹のポケモンは飛行船の中に突入していった。

ここは飛行船の中の船長室。船長とは当然、バーサーカーのことだ。
そこには、特殊なバリアー装置(ルギア爆誕でファイヤーを捕らえていたものとほぼ同じ)にワイツルが閉じ込められ、
ハルカは十字架にくくりつけられていた。
ハ「ちょっと〜ここから降ろしてほしいかも〜」
ワ(私たちを捕らえて、何をするつもりだ!)
バ「そうか・・・では教えてやろう。お前達は破滅ポケモン、ルインザーを知っているか?」
ハ「そういえば、お兄ちゃんから聞いたかも。」
バ「フッ、君はほんとにはっきりしない子だな。
まあいい。ルインザーには他のポケモンには無い、特殊な能力があるのだ・・・・・・」
ハ「特殊な・・・・・・能力?」
バ「ルインザーには倒した相手を吸収し、その力を自分のものにすることが出来るのだ・・・・・・
そこで私はルインザーをよみがえらせ、手にしたものは無敵の力を得ると言われる三匹の虎ポケモンを
ルインザーに取り込ませる事にしたのだよ・・・・・・」
ハ「なんですって!?」
バ「そうすれば、ルインザーは無敵の力を手に入れる・・・・・・
その力を使えば、この世界を手に入れる事だって出来るのだよ・・・・・・」
ワ(そんな事はさせるものか!!)
ハ「そうよ!!私がこうなっていたら、サトシやお兄ちゃんが私を助けにきっとここに来てくれるわ!」
その時だ。
スピーカーから声が響いた。
R団員A「バーサーカー様!大変です!!」
バ「何!?」
R団員A「侵入者が現れました!
奴らは船長室に・・・・・・うわっ!!」
そこで連絡は途切れた。
ハ「ほら見なさい!今にあんたなんかコテンパンにやられちゃうわよ!!」
バ「フフフ・・・それはどうかな・・・・・・」

サ・カ「ハルカ!!」
サトシたちが船長室に入ってきた。
ハ「サトシ!お兄ちゃん!!」
レイ(ワイツル!!)
ワ(レイザーか・・・・・・気を付けろ!!
ブラスティアが・・・・・・いるぞ!!)
ナ「ブラスティア!?」
視線をバーサーカーに向ける。
そこには、前足と後ろ足の付け根から炎が噴出し、長い牙を持つ黒い身体に赤の縞模様がある虎ポケモンの姿があった。
カ「間違いない、ブラスティアだ!!」
カオルが言った。
バ「さあゆけ!ブラスティア!!」
ブラスティアが前に進み出た。
レイ(みんなは下がっていろ。ここは俺がやる!!)
ワ(気を付けろ!レイザー!!ブラスティアは洗脳されている事を
忘れるな!!)
ワイツルが言った。
レイ(行くぞブラスティア!!)
レイザーはブラスティアに踊りかかった!
しかしブラスティアは微動たりともしない。
サ「今ならやれるぞ!レイザー!!」
しかし・・・
ブラスティア(以下ブ)(インフェルノバーナー!!)
ブラスティアが叫ぶや否や、ブラスティアから無数の火の玉が放たれた!!
レイ(ぐわっ!!)
レイザーが弾き飛ばされる。
マ「効果抜群だ!!」
しかし、レイザーは負けじと立ち上がる。
レイ(ぬおおおおっ!!)
レイザーは叫び声をあげると、ブラスティアに噛み付いた!!
マ「噛み付く攻撃だ!!」
カ「いや、違う!!」
光の粒子が現れ、レイザーにの縞模様に吸収されていく。
そしてレイザーの縞模様がボウッと光った!
レイ(グリーンファンガー!!)
レイザーの口から閃光がもれ出ている。
ブ(ぬわぁぁぁぁぁっ!!)
マ「い、今のは?」
サヤ「グリーンファンガー・・・・・・レイザーの必殺技よ!
相手に噛み付いて、ソーラービームのエネルギーを牙を通して相手の体内に
直接流し込む強力な技なの!!」
サ「す、すげぇな〜」
ブラスティアはなんとかレイザーを振り払った。
伝説の虎ポケモン同士の戦い。ブラスティアが無数の火炎を浴びせかけ、レイザーが爪と牙を叩き込む。
しかも、お互いに相手の必殺技を喰らってボロボロになっている。
相討ち。誰もがそう思った時、船長室の壁が開き、中から巨大な水槽のようなものが現れた、中に何かがいる。
その何かは水槽を内側から破り、外に飛び出した。
?「グォォォォォォ!!」
聞くものを凍りつかす咆哮を轟かせ、姿を現したのは・・・・・・


第14話 決戦!!

カ「ル、ルインザー!?」
黒い身体、巨大な腕、さらに巨大な翼、そして2つの頭・・・・・・
その姿は、ルインザーそのものだった。
バ「破滅ポケモン、ルインザー・・・・・・
しかしそのルインザーとて無敵のポケモンではない・・・・・・
ミュウツー、ルギア、ホウオウ、グラードン、カイオーガ、レックウザなどがそうだ。彼らにはルインザーに対抗できるほどの力がある・・・・・・
そこで『白』『蒼(あお)』『紅(あか)』の3体の虎ポケモンを私は追い始めた・・・・・・」
サ「ワイツル、レイザー、ブラスティアのことか・・・・・・」
バ「ルインザーの特殊能力で『白の虎』、『蒼の虎』、『紅の虎』をルインザーに吸収させ、完全体を作り出す・・・・・・
それが私の最終目的なのだよ!!」
レ「フザケヤガッテ!!」
サヤ「そんな事はさせない!絶対に!!」
バ「果たして出来るかな・・・・・・ルインザー!!」
ルインザー(以下ル)「グオォォォォォ!!」
ルインザーの2つの口から黒い球体がサトシたちめがけて放たれた!
サ「危ない!よけろ!!」
マ「わぁ〜!!」
ズドォォォォォン!!
ハ「サトシ!!」
そこには物凄い噴煙が立ち昇っていた。
マ「今のは・・・・・・シャドーボール・・・・・・」
カ「くっ・・・くそ・・・・・・なんてパワーだ・・・・・・」
ナ「虎ポケモンを取り込んでない時にもこんなパワーなんか・・・・・・
取り込んだらそれこそ怪物になっちまうわ・・・・・・」
レイ(く・・・・・・ぐ・・・・・・)
ブ(ぬ・・・・・・う・・・・・・)
今の一撃で、レイザー、ブラスティアもかなりのダメージを受けたらしい。2匹は完全に動けない状態だった。
ルインザーの巨大な爪が、動きの止まった二匹に迫る。
二匹の力が今、ルインザーの手に落ちようとしていた。
サ「畜生・・・どうすれば・・・・・・!!」
サトシはワイツルの入っているバリアー装置を見た。
サ(この装置、どっかで見たことある・・・・・・どこだったかな・・・・・・そうだ!!)
サトシはオレンジ諸島のアーシア島での出来事を思い出した。
ジラルダンの空中要塞に捕らえられていたとき、ファイヤーを助け出した時にした事を・・・・・・
サ「カオル!サヤカ!タケシ!」
カ「なんだ?」
サヤ「何?」
タ「どうした?サトシ。」
サ「あのバリアー装置に向かって、カオルはラグラージで、サヤカはトドゼルガで、タケシはミズゴロウで水鉄砲を使うんだ!!」
カ・サヤ・タ「え?」
サ「考えがあるんだ!いいから早く!!」
カ「分かった!行け!ラグラージ!!」
サヤ「LILLY!お願い!!」
タ「行け!ミズゴロウ!!」
ラ「ラグー!!」
L「ゼーイル!!」
ミズゴロウ(以下ミ)「ゴロー!!」
カ・サヤ・タ「バリアー装置に水鉄砲!!」
ラ「ラ〜グーーー!!」
L「ト〜ゼーイルーーー!!」
ミ「ゴ〜ローーー!!」
水鉄砲は見事バリアー装置にヒットした。
サ「よし!行け、ピカチュウ!!コータス!君に決めた!!」
ピ「ピカ!!」
コータス(以下コ)「コォォ!!」
サ「ピカチュウ!バリアー装置に雷だ!!」
ピ「ピ〜カ〜チュウーーーーー!!」
雷も見事ヒットした。
サ「今だ!コータス!バリアー装置に向かってオーバーヒート!!」
コ「コォォォォ!!」
オーバーヒートは見事命中した。そのとたん・・・・・・

ドォォォォォォォン!!

物凄い爆発音が響いた。
ワ(ぐわっ!!)
ハ「きゃあああああああああ!!」
バ「何!?」
ハルカが縛り付けられていた十字架が倒れた。
サ「ハルカ!!」
すると、サトシの手に何かが触れた。
サ「?」
見ると、それは鞘に入ったナイフ、そして、それを握る自分以外の誰かの手だった。
サ「もしかして・・・・・・」
サトシは視線を上げる。
サトシの予想は当たっていた。サトシにナイフを渡したのはカオルだった。
カ「ハルカを精一杯守ってくれなきゃ、承知しねえからな。」
サ「・・・・・・・・・ありがとう!!」
サトシはナイフを受け取ると、ハルカの方へ向かった。
サ「ハルカ!!」
ハ「サ、サトシ!!」
サトシはハルカに駆け寄る。
サ「ゴメンな。遅くなっちまって。」
ハ「いいのよそんなこと。それより十字架からはずして欲しいかも。」
サ「分かってるって!」
サトシはハルカを縛り付けているロープを切り始めた。
ハ(サトシ・・・・・・本当に優しいかも・・・・・・)
そしてサトシはロープを全て切った。
サ「もう大丈夫だ!立っていいぞ。」
ハ「うん。」
ハルカは立ち上がった。
ハ「サトシ・・・・・・本当にありがとう。」
サ「礼はあとだ!!それより・・・・・・」
サトシは視線を変えた。
ワ(ぐっ・・・・・・・・・)
ワイツルはバリアー装置の外に出ていた。
しかし、かなりのダメージを受けている。
爆発をもろに受けてしまったらしい。
これは、ルインザーにしてみれば、三匹の力を手に入れる願ってもないチャンスだ。
ル「グルルルルルルル・・・・・・」
風をまいてワイツルに襲い掛かるルインザー。その時、誰も予想できない事が起きた。
ブ(インフェルノバーナー!!)
ブラスティアが、味方であるはずのルインザーに必殺技を放ったのだ!
ワ(ルインザー・・・・・・私たちは負けない!!)
レイ(そうさ・・・・・・俺たちはこの島を・・・・・・世界を守らなきゃならねえんだ!!)
ブ(守るべきものがある以上・・・・・・負けるわけにはいかない!!)
ブラスティアの洗脳は、すでに解けていた。
三匹の虎ポケモンたちは共鳴し、それぞれの色に光り輝いている。
ワ(ぬぉぉぉぉぉぉっ!!)
レイ(おらぁぁぁぁぁぁっ!!)
ブ(ぬぉぉぉぉぉぉっ!!)
雄叫びを上げながら、三匹はルインザーに突進していく!!
ワ(マグネブラスター!!)
レイ(グリーンファンガー!!)
ブ(インフェルノバーナー!!)
ワイツルの電撃はルインザーを完全に麻痺させ、ブラスティアの火炎はルインザーの皮膚を焼き尽くし、
そしてレイザーの牙から流し込まれるソーラーエネルギーが、ルインザーの体内をズタズタに焼ききった!!
ル「グォォォォォォォ!!」
ルインザーの断末魔のような破壊光線。それが、自らが乗る飛行船を打ち抜いた。
サ「うわあああああ!!」
ハ「きゃあああああ!!」
カ「脱出するぞ!!」
サヤ「それなら私が!SCOT(スコット)!お願い!!」
SCOT(以下S)「フ〜!!」
サヤカが出したのはフーディンだった。
ハ「待って!!」
ハルカが叫んだ。
ハ「ワイツル、レイザー、それにブラスティア、あなたたちも一緒に・・・・・・」
ワ(私たちはこいつにとどめを刺す。)
ハ「え・・・・・・でも!!」
レイ(大丈夫だ。あんた達が逃げたら、俺たちも逃げる!)
ハ「で・・・・・・でも!!」
ブ(私たちを信じてくれ!!)
ハ「・・・・・・・・・分かった・・・・・・・・・・・・」
ハルカはうなずくとサトシたちの元へと向かった。
サヤ「じゃあいくわよ!SCOT!テレポート!!」
S「フ〜ディーーーーーー!!」
SCOTが叫ぶと、サトシたちの周りに青白い光が現れ、そしてサトシたちはその場から消えた。
バ「くっ・・・・・・出て・・・・・・こい・・・・・・イーグ・・・」
しかし言い終わらないうちにボールは何者かに蹴飛ばされた。
バ「!!」
見上げると、そこにはワイツルの姿がいた。
ワ(お前には死んでもらう。)
バ「何!!」
レイ(あんたの犯した罪から見れば、当然の報いだ。)
バ「く・・・・・・」
ブ(ワイツル、レイザー、私たちも行こう。)
ワイツルとレイザーはうなずくと、ブラスティアの周りに集まった。
ワ・レイ・ブ(テレポート!!)
三匹の姿はその場から消えた。
バ「く・・・くそ・・・・・・
呪ってやる!!この虎どもがああああああああああああ!!」
炎に包まれ、バーサーカーの野望を乗せて地表に落ちていく飛行船。
そして三匹の虎ポケモンは、再び伝説の闇へと消えたのだった・・・・・・


エピローグ

サトシたちが降り立った場所は、雷鳴の洞窟の前だった。
マ「あっ!見てあれ!!」
マサトが空を指差した。
そこには、炎に包まれながら墜落していく飛行船の姿があった。
ハ「ねぇ・・・・・・みんな・・・・・・」
サ「ん?どうした?」
ハ「ワイツルたち・・・・・・大丈夫かな?」
カ「大丈夫さ。あいつらならあんな事で死んだりしないよ。」
ハ「そうだといいけど・・・・・・」
ナ「そういえば・・・・・・けっきょく虎ポケモンは誰もゲットできなかったなぁ〜」
レ「マ、イイジャナイカ。姿ダケデモ見ラレタンダカラサ。」
サヤ「それに・・・・・・私たちの目的も達成したしね。」
サ「目的?」
マ「そういえば・・・・・・サヤカの話、まだ聞いてないよね?」
タ「そういえばそうだな・・・・・・」
サヤ「そうね・・・・・・」
サヤカは少し間をおいてから話を始めた。
サヤ「私のお父さんとお母さんは、共に三匹の虎ポケモンのことを研究していたの。
私のお父さんとお母さんは重要な研究資料をもっていた。だからバーサーカーは私のお父さんとお母さんから
なんとしてでも資料を奪おうとしていたの。
あいつは自分の目的のためなら手段を選ばない。
だから、あいつは私のお父さんとお母さんを殺したの。」
サ「殺した?」
サヤ「うん・・・・・・そして私だけが残った・・・・・・
私は必ず、あいつを倒そうと心に決めたの。
そしてヤツのアジトで、改造手術を受けたジュプトル・・・・・・レイとであったわけ。」
ハ「ふ〜ん」
サ「大変だったんだな・・・・・・」
マ「レイはどうして改造手術を受けたの?」
レ「受ケタンジャナイ。受ケサセラレタンダ。無理矢理ナ。」
マ「無理矢理?」
レ「アア、俺モモトモトハゴク普通ノじゅぷとるダッタ。
ダガ俺ハヤツニ捕マエラレテ・・・コンナ姿ニサレタ・・・・・・」
マ「ふ〜ん」
レ「ソウ・・・・・・ダカラ俺ハさやかト一緒ニ旅ヲスル事にシタンダ・・・・・・・・・」
ナ「そうだったんか・・・・・・」
サヤ「うん・・・・・・でもいいの。もう過ぎ去った事だし・・・・・・それに・・・・・・やつを倒す事も出来た・・・・・・」
サヤカは寂しそうな顔で、燃えながら落ちていく飛行船を見つめていた・・・・・・

数日後。
サトシたちは次の島へ向かう連絡船に乗っていた。
連絡船とはいっても、小型フェリーくらいの大きさはあるのだが。
サトシはデッキの上で、カオルと話をしていた。
サ「なあ、恋人として認めるって本当なのか?」
カ「ああ!男に二言はないさ。」
?「サトシ。」
誰かがサトシを呼んだ。
サ「?」
みると、それはハルカだった。
ハ「ちょっと来て。」
サ「え、あ、ああ・・・」
サトシは言われるがままにハルカについていった。
連れられたところは、どこか人気のない場所だった。
ハ「ここなら大丈夫ね・・・・・・」
サ「何だよ『大丈夫』って・・・・・・」
ハ「ねえ、サトシ。」
サ「え?」
ハ「この前は本当にありがとう。」
サ「いいって〜俺は人として当たり前のことをしただけだよ。」
ハ「そういう当たり前のことをしてくれる人って、一番すてきに見えるかも。」
ハルカの顔がどんどんサトシに近寄ってくる。
ハ「大好きだよ。サトシ・・・・・・」
サ「ちょ・・・・・・ちょっと待て・・・・・・おい・・・・・・ムグッ!」
サトシは何かで口をふさがれた。
サ「ムググ〜!!」
サトシは声にならない悲鳴を上げるが、ハルカは一行に離れる様子がない。
?「おっ!2人ともラブラブだねぇ〜。」
サ「!!」
ハ「!?」
見ると、そこにはカオルがいた。
カ「いいなぁ〜俺もあんなふうにしてみてぇな〜」
ハ「ちょっと!それってどういう意味!?」
サ「そうだ!こんなことをのぞき見るなんてエチケット違反だぞ!」
カ「はははははは〜ごめんごめん。」
ハ「・・・・・・くすくす。」
サ「どうした?」
ハ「だってお兄ちゃん何だか可笑しくて・・・・・・はははははは!」
サ「そうだな!はははははははは!」
カ「はははははははははは!」
デッキの上に3人の笑い声が響く。
その様子を島の岬から見ている三匹の虎ポケモンがいた事には
誰も気がつかなかったのだった・・・・・・・・・


 

三匹の伝説のポケモンをめぐる素敵なお話ですね。
キャラにもよく個性が出ていて良かったです。
サトシとハルカ、さらにカオルを絡めた関係が面白いですw
物語も話がしっかりしていて、楽しく読めました。
ポケモンたちのカッコイイ姿も想像でき、話に惹き込まれます。

Commentator by 冬草


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