何故

                                 サトシ達一行はミナモシティを目指す途中森に迷っていた…

タ「う〜ん、完全に迷ったな」
マ「え〜また迷ったの?」
タ「だから言ってるだろう」
何故かタケシは冷静だった。するとハルカが口を開いた。
ハ「サトシがあの別れ道を右って言ったから迷ったのかも!」
ハルカ言った。サトシもすかさず反論する。
サ「ハルカだって最後には良いって言っただろ!」
ハ「棒が倒れた方に進むなんて頭の悪い証拠よ」
サ「何だと!」
ハ「何よ!」
タケシとマサトがすぐに止めに入る。
タ「まあまあ、過ぎた事はしょうがないだろ」
マ「そうだよ、だから2人とも抑えて抑えて」
タケシとマサトの行動のおかげでこの場は収まった。
タ「まあ、先に進もう」
マ「でもタケシ、どっちの進めばいいか分かるの?」
タ「ミナモシティは日が沈む方角にあるんだ」

タケシの言う通りの道を進んで行き何とかミナモシティに到着出来た。

マ「お姉ちゃんここにはコンテスト会場があるよ」
マサトの言葉にハルカは素早く反応した。
ハ「それじゃ出るしかないかも」
タ「お〜いそれはいいけどまずポケモンセンターに行くぞ」
ハ「あ、そうだったかも」
マ「全くお姉ちゃんったら」

そんなこんなでサトシ達はポケモンセンターに向かった。
 

ハ「ジョーイさん、コンテストのエントリーお願いします」
ジ「はい、チョッと待ってね」
タ「ジョーイさん、自分と恋のエントリーをお願いします」
ジ「は、はぁ…」
マ「はいはいそんなのいいからねぇ」                いつもの如く耳を引っ張られるタケシであった。

ジ「はい、エントリー完了よ」
ハ「ありがとうございます」
ジ「コンテストがんばってね」
ハ「はい、じゃあ早速コンテストの特訓かも」
そういうとハルカは外へ飛び出て行った。

マ「ねえそういえばサトシ何処行ったの?」
タ「ん?考え事がどうとか言ってポケモンセンターにはきてないぞ」
マ「サトシでも考える事あるんだ」
タ「まあ人間だからな、悩みの1つや2つ位あるさ」
そんな会話をしているときハルカに呼ばれ外に出て行った。
 

サ「はぁ〜」
サトシは重い溜息をついた。
ピ「ピカ?」
ピカチュウが心配そうにサトシを見た。
サ「ピカチュウ、俺またハルカと喧嘩しちまったよ」
サトシは続けた。
サ「頭では分かってるんだけど何故かハルカにつっかかっちゃうんだ
  俺どうしたらいいのかな…」
ピ「ピカピカチュウピカ」
ピカチュウは「仲直りすればいい」と言っているようだった。
サ「…ピカチュウ…そうだよな、ハルカに会ったら俺から謝ろう」
サトシがそういい終わった直後、ハルカ達が特訓の為サトシの方へ近
づいて来た。
 

サ「やべ、ハルカだ」
何故か慌てるサトシ。
サ(まだ心の準備が出来てないんだけど…)
そんな事を知るわけも無くどんどんハルカ達は近づいて来た。

マ「あっ、あれサトシじゃない?」
マサトの指をさした先(まだ遠いのだが)にはサトシがいた。
ハ(あの事謝らなきゃ)
ハルカもサトシと同じく後悔している様子だった。
タ「まあ立ち止まってないで行ってみるか」

タ「よっ、サトシ」
マ「こんな所で何悩んでたの?」
ハ「…………」
サ「え?あぁ、まあいろいろな…」
サトシは曖昧な返事を返した。
サ「所でタケシ達はこんな所で何してんだ?」
タ「あぁ、ハルカのコンテストの特訓だよ」
マ「お姉ちゃんったら張り切っちゃってもう大変だよ」
タ「まあ無理もないがな」
サ「そっか、まあ頑張れよ」
サトシはハルカに声をかけたのだが…
ハ「サトシには応援して貰いたくないかも」
正直ハルカは嬉しかった、でも何故か言えなかった。
サ「何だよその言い方!」
ハ「本当の事言って何が悪いのよ!」
サ「そこまで言うんだったら応援には行かないからな!」
ハ(えっ)
ハルカは一瞬戸惑ったがすぐ言葉を返した。
ハ「こっちだってせいせいするかも」

ハルカがそう言い終わるとサトシは何処かへ行ってしまった。
 

ハ「何であんな事言っちゃったんだろ」
ハルカはその場で落ち込んでいた。
マ「お姉ちゃん…」
タ「ハルカ…」
ハ(とりあえずコンテストを終わらせよ、それからサトシに謝ろ)
そう自分に言い返すとコンテストの特訓を始めた。

ム「ちょっと、聞いた?」
草むらに隠れていたロケット団が話し始めた。
コ「おう、ジャリボーイ達喧嘩したようだな」
二「これはチャンスニャ」
コ「えっ、何でだ?」
二「だから、喧嘩したという事はジャリボーイは会場に来ないニャ」
ム「つまりコンテストのポケモン取り放題って事よ」
コ「な〜るほど、でもムサシはコンテストに出ないのか?」
ム「こんなチャンスの時に出るわけないでしょ」
二「よ〜し、じゃあ明日の昼に作戦開始ニャ」
ム、コ「おう」
ソ(ソ〜ナンス)

ハ「とはいってもコンテストバトルの相手がいないんじゃなぁ」
マ「いつもはサトシがやってくれるからね」
タ「あいにく俺のポケモンはジョーイさんに預けてるしな」
考えこむ3人、するとそこへ1人のコーディネーターがやって来た。
?「僕で良ければ相手をするよ、ハルカ君」
ハ「シュウ!」
そこに立っていたのはハルカのライバル、シュウであった。
 

ハ「シュウもコンテストに出るの?」
シ「ああ、3日位前まではね」
マ「どういう事?」
シ「こういう事さ」
そういうと小さな箱をハルカ達に見せた。
そこには綺麗なリボンが5つ顔を並べていた。
ハ「ええっ、じゃあシュウは…」
シ「そう、もう出場条件に達しているのさ」
シュウは少し自慢げに言った。
シ「それに僕が出てしまったら君が優勝出来ないしね」
マ「相変わらず嫌味な奴」
マサトがシュウに聞こえない様に言った。
シ「まあそういう事で今回は君に協力してあげるよ」
ハ「でも…」
タ「やって貰えばいいじゃないか、サトシが居ないんだから」
シ「そういえば1人姿が見えないね」
ハ「いいのよあんな奴、ほっとけば」
シ(何だかチャンスみたいだな)
シュウはそう思いながら特訓に付き合うのであった。

1時間後

ハ「今日はアリガトね、シュウ」
どうやら特訓が終わったらしい。
シ「お安い御用さ」
ハ「じゃあおやすみ」
シ「ああまた明日会場で会おう」
シュウがホテルへ帰って行った。
タ「俺達もポケモンセンターに帰るぞ」
マ「お姉ちゃん早く〜置いていくよ」

ポケモンセンター前

サ「遅いぞお前ら何してたんだよ」
タケシが4人で予約していた為サトシ1人では入れなく待っていたのだ。
タ「すまんすまん、で肝心の部屋割りナンだが」
ここのポケモンセンターは2人1部屋なのだ。
サ「俺はハルカ以外だったらどっちでもいいぞ」
ハ「私もサトシ以外だったりいいかも」
マ「そろそろ仲直りして貰わないと」
タ「分かってるって」
2人は小声で話した。
タ「まあそういわずに」
タケシとマサトの行動により強制的にサトシとハルカが相部屋にされた。
 

サ(はぁ〜ハルカと相部屋か、気まずいな)
ハ(サトシと同じ部屋は気まずいかも)
そんな事を考えてる内に部屋の前まで来てしまった。
マ「じゃあ僕達あっちだから」
タ「また明日な」
そういってマサトとタケシは自分達の部屋へ向かった。

マ「あの2人大丈夫かな?」
マサトが心配そうに言った。
タ「まあ大丈夫だろ、何だかんだ言って2人共仲直りしたい様子だったし  な」
タケシが言葉を返す。
マ「うん、そうだね」
タ「もう寝るぞ。明日は応援だからな」
マサトとタケシは眠りについた。

サトシとハルカは部屋に入った物のまだ1言も話せないでいた。
サ(こうなったら男らしく…)
ハ(明日応援して貰う為にも…)
サ、ハ(謝るしかない(かも))
2人は覚悟を決めていた。そして…
サ「なぁ…」
ハ「ねぇ…」
2人が話し出したのはほぼ一緒だった。
サ「な…何だ…ハル…カ…?」
ハ「サ…サトシこそ…な…に?」
2人は緊張していた。
サ「じゃあ俺から言うぞ…」
ハルカは首を縦に動かした。
サ「あのさ…昼間の事なんだけどさ…」
ハ「……うん…」
サ(え〜いこうなったらどうにでもなれだ)
サトシは少しバグったようだった。
ハ(きっとまだ怒ってるかも…)
サ「ゴメン、ハルカ!」
ハ「…!」
ハルカは驚いた。怒っていると思っていたサトシが謝ってきたからだ。
サ「何て言っていいか分からないんだ、とにかくゴメン」
ハ「………そ…」
サ「えっ?」
ハ「こっちこそあんな酷い事言って…」
ハルカは泣き出してしまった。
サ「おっ、おい泣くなよ、俺が泣かしたみたいじゃないか」
サトシがハルカを慰めに入る。
ハ「もぅ…あんな事…言わないから…ゴメンね…」
サ「もういいよ、俺ももうあんな事言わないから…ゴメンな」
サトシがそう言い終わるとハルカがサトシに抱きついた。
ハ「ありがとう、サトシ…」
そういい終わるとハルカはそのまま眠ってしまった。
サ「寝ちゃったか…」
とりあえずハルカをベットに寝かせた。
サ「テレビでも見るか…」
サトシがテレビをつけるとそこにはシュウの姿が映っていた。
 

ナレーター「今日はリボンを5つ揃えたシュウさんにインタビューしたい      と思います」
サ「へぇ〜リボン揃えるとテレビに出られるのか…」
サトシは関心して見ていた。
ナレーターはシュウにさまざまな質問していた。

ハ「ふあぁ…私寝ちゃったんだ」
間の抜けた声を出してハルカは目を覚ました。
ハ「サトシっ」
サ「あれ?ハルカ起きたのか?まだ夜だぞ」
ハ「それより何のテレビ見てるの?」
ハルカはサトシに聞いた。
サ「ん?ああそうだった。シュウがテレビに出てるぞ」
ハ「あ、本当だ!」
サ「ハルカもリボン5つ集めたら出られるよ」
ハ「うん」
ハルカは嬉しそうに頷いた。
サ「それにしてもシュウって人気あるんだな」
シュウの後ろには何十人もの若い女の人がいた。
ナ「それでは最後の質問です」
シ「はい」
ナ「シュウさんには好きな人はいますか?」
サ「ナレーターの人も思い切った事を聞くな」
サトシがつっこむ。
シ「はい、実を言うと1人だけ…」
ナ「何とシュウさんにも好きな人がいると言う事です」
周りの女「え〜シュウ君に好きな人が〜」
周りはキャーキャー言っている。
ナ「聞いて見たい気もしますが、これ以上シュウさんのプライベートに迫  るのは失礼なのでこの位にしておきましょう」
シ「……はい」
ナ「それでは今日はこの辺で…」

ハ「ふぅ、シュウも大変だね」
サ「そうだな」
ハ「シュウの好きな人って誰なんだろ?」
サ「ハルカだったりしてな」
サトシは冗談混じりで言った。
ハ(そんな…私はサトシが…)
サ「ハルカ…どうした?」
ハ「…何でもない…もう寝よ」
ハルカは下を見ながら言った。
サ「あ…ああ」
サ(ハルカ…どうしたんだ)
そして2人は眠りについた。
 

そして夜が過ぎ、コンテストの日がやってきた。
サ「ん〜いい天気だな」
サトシが目を覚ました。
サ「ハルカはまだ寝てるのか」
ハルカの方を見るとサトシとは反対の方を向いて寝ていた。
サ「しょうがねーな」
そう言うとサトシはハルカを起こそうとしたが…
サ「な…何でこんな暗い顔して寝てんだ?」
サトシがそういい終わるとタケシ達が入ってきた。
タ「おはようお二人さん」
サ「丁度いい所に…チョッと来てくれ」
サトシは昨夜の事をすべて話した。
タ「なるほどな」
タケシが頷く。
サ「1人で頷いてないで早く話してくれよ」
サトシがタケシに言った。
タ「まあそのうち分かるだろう」
マ「サトシには分かんないかもね」
マサトもどうやら分かったようだ。
タ「とにかくハルカを起こして食堂に来いよ」
そう言ってタケシ達は出て行った。

サ「ちぇっ、俺だけ仲間外れかよ」
しょうがないのでとりあえずハルカを起こす事にした。
サ「起きろハルカ、コンテストの日だぞ」
ハ「んん、ふぇぇ?コ、コンテスト?」
ハルカが飛び起きた。
サ「おはよう、ハルカ」
ハ「あっ、サトシおはよう」
サ「あのさ、ちょっと聞きたいんだけどさ」
ハ「何?」
 

サ「俺昨日の夜何か変なこと言ったか?」
ハ「はぁ〜??」(上がり調子)
ハルカの頭に?が浮かんだ。
ハ「何でそんなこと聞くの?」
サ「何だか悲しい顔して寝てたからさ」
ハ「………」
ハルカは何も言わなかった。
サ「いや、言いたくないならそれでもいいさ。じゃあ食堂に行こうぜ」
ハ「うん」
そういうとハルカはサトシの手を取った。
サ「!!?」
いきなりの事だったのでサトシは驚いた。
ハ「えへへっ」
ハルカが笑う。
サ「まっ、いっか」
ハ(サトシを振り向かせるにはもっとアピールしないと)
2人は食堂へ向かった。

マ「遅かったじゃない2人とも」
タ「もう俺達食べ終わったぞ」
サ「え、あぁ、うん」
その時タケシは2人が手を繋いでいるのが見えた。
タ(はは〜ん、そういう事か)
タケシはニヤニヤしていた。
タ「じゃあ俺達は部屋に戻ってるからな」
ハ「うん」
タ(ハルカの奴、うまくいったのか)
マ「行こ、ピカチュウ」
ピ「ピカピカ」
どうやらピカチュウは昨夜からマサトと一緒に居たようだ。
2人と1匹は部屋に戻っていった。

ハ「マサト達にばれなかったかな?」
サ「な、何が?」
ハ「あれ〜サトシ緊張してるの?」
サ「き、きき、緊張なんてするわけないだろ」
ハ「サトシ可愛いかも」
サ「え〜いうるさい、とっとと飯食うぞ」
ハ(効果抜群かも)
サ(ったくハルカの奴、妙に積極的だな)
2人は食事をとる事にした。
ハ(ここでもうひとふんばりかも!)
 

ハ「あ、箸落としちゃったかも」
勿論わざとである。
サ「何やってんだか…」
しかし何故かハルカは笑っていた。
サ(な、どうしたんだ?何か変だぞ)
ハ「いいこと思いついたかも」
サ「何が?」
ハ「サトシの箸貸して」
サ「…はぃ!?」
ハルカはサトシの返事も聞かずに食事を始めた。
サ(おいおい…)
ハ「おいしいかも!あれ、サトシ食べないの?」
サ「お前が箸使ってるんだろ」
ハ「そうだったかも、ちょっと待ってね」
そういうとハルカは食事を終えた。
ハ「はい」
サ「あ、あぁ(これは…使っていいのか?)」
サトシが考えていると…
ハ「食べないの?それとも箸使うのが嫌なの?」
ハルカは下を向いてしまった。
サ「わ、分かった使うからさ。なっ?だから泣かないでくれよ?」
サトシの頭の中はハルカの機嫌をとるのでいっぱいだった。
ハ「えへへ、よし許してあげよう」
サ「なっ!嘘泣きかよ!」
そんなこんなでサトシも食事を終えた。

ハ「おいしかったね」
サ(あれって間接キスってやつか?)
ハ「ね〜サトシ、聞いてる?」
サ「あ、ああ聞いてるぜ」
ハ「もしかして箸のこと考えてた?」
ハルカが笑う。
サ「そ、そんな訳ないだろ、さっタケシ達の所に戻るぞ」
サトシの顔は真っ赤だった。
ハ(作戦成功かも)

タ「よう、遅かったな」
サ「ああちょっとな」
マ「それはいいけどコンテストの練習しないの?」
ハ「そういえば今日コンテストだったかも」
サ「忘れてたのかよ」
タ「忘れるほど楽しいことがあったんだ、しょうがないだろ」
タケシが小声で言った。
サ「何か言ったか、タケシ?」
タ「いや、それよか早く練習に行くぞ」
マ「そうだよお姉ちゃん」
ハ「じゃ、行こ、サトシ」
ハルカはサトシの腕を引っ張って行った。
タ「青春だねぇ」
そういってタケシ達も追いかけた。
 

ハ「よし、後は本番を待つだけかも」
ハルカ達は練習を終えて近くの公園にいた。
マ「お姉ちゃんコンテストって何時からなの?」
ハ「え?えぇっとね〜」
マ「やっぱり確認しなかったんだ」
マサトが溜息をつく。するとタケシが言った。
タ「昼の13時かららしいぞ」
マ「今は12時だから後1時間って所だね」
ハ「う〜、燃えてきたかも」
マ「はぁ〜始まったよ」
タ「まあいいじゃないか。なっサトシ?」
タケシはサトシの方を向いたがそこにサトシの姿はなかった。
マ「あれ?さっきまでここにいたのに」
3人がサトシを探しに少し歩くとすぐサトシはいた。
ハ「サトシ発見かも」
タ「あれ?誰かと話してるみたいだな」

?「…という訳で…逃げんなよ」
サ「誰が逃げるか、正々堂々とやってやるぜ」
?「それは楽しみだ、じゃあまた後でな」
サ「おう」
サトシの話相手は公園を出て行った」

ハ「サトシ!」
サトシの後ろ姿にハルカが抱きついた。
サ「!?」
サトシの顔が真っ赤に染まった。
サ「い、いきなり何だ!?ハルカ」
ハ「気にしないの。それより誰と話してたの?」
サ「ちょっとバトルを挑まれたんだ」
マ「それはいいけどいつまでそんな格好してるの?」
サ「そ、そうだった。早く降りろよハルカ」
ハ「ちぇっ、もうちょっとこのままが良かったのにな」
ハルカが渋々サトシから降りる。
タ「で、何時なんだ?」
サ「あぁ今日の13時からだぜ」
ハ(そんな…)

 
タ「どうするんだ?コンテストと同じ時間だぞ」
サ「さてどうするか…」
マ「早く決めてよね、ねっお姉ちゃん?」
ハ「………」
マ「お姉ちゃん?」
ハ「…えっ、なっ何?」
マ「全くどうしたの?何か変だよ?」
ハ「別に何でもないかも」
ハルカは公園を出て行ってしまった。
サ「どうしたんだ?ハルカの奴?」
タ「お前に応援してもらいたいんだよ」
サ「俺に…何でだ?」
タ「ハルカに聞いてみるんだな」
サ「ちぇっ、何だよそれ」
マ「それより早く決めなよ」
サ「あっそうだった」
サトシはしばらく考えた。
サ「よし、タケシ達先に行っててくれ」
タ「どうするんだ?」
サ「とっととバトル終わらせて応援に行く」
マ「お姉ちゃんを見捨てる気?」(意味不明)
サ「ハルカだって分かってくれるさ」
タ「…分かった。なるべく早く来いよ」
サ「ああ」
サトシにそういうとタケシとマサトはハルカを追いかけた。

 
その頃ハルカはコンテスト会場にいた。
ハ(サトシ、来てくれるかな)
ハルカは不安だった。
シ「やぁハルカ君」
ハ「シュウ…」
シ「どうかしたのかい?いつもの元気がないみたいだが」
ハ「いや、何でもないかも」
シ「ならいいんだが…それよりハルカ君、このコンテストが終わったら君
  に言いたい事があるんだ」
ハ「…うん分かった(いつものシュウじゃないかも)」
シ「じゃあ僕は応援席に行くから」
シュウが去った直後タケシ達がハルカの方へ向かっていた。
 

タ「ハルカ、がんばれよ」
マ「がんばってねお姉ちゃん」
ハ「う、うん。サトシは?」
タ「あ、ああそれが…」
タケシとマサトがさっきのことを説明した。
タ「…と言うわけだ」
ハ「…ちゃんと来てくれるんだよね?」
ハルカが悲しげに聞いた。
マ「うん、そういってたよ」
ハ「分かった…アリガト…」
タ「じ…じゃあ俺達は応援席に行ってるな」
ハ「うん…」
タケシとマサトは応援席に行った。

マ「あ〜あお姉ちゃん元気なさすぎだよ」
マサトが心配そうに言った。
タ「そうだな…早くサトシが来てくれればいいんだけどな」
タケシも心配そうだった。
マ「あの様子じゃコンテストも…」
タ「ああ、これはマズイかもな」
マ「とりあえず応援しよう」
タ「そうだなそれが俺達に出来る精一杯のことだしな」
そしてハルカのリボンをかけたコンテストが始まった。


サ「遅いな、もう13時過ぎてるぞ」
サトシは苛立っていた。
サ「ったく早いとこハルカの応援に行かなきゃならんのに〜」
そこへやっと先程のトレーナがやってきた。
サ「自分から勝負挑んどいて遅刻すんなよな」
?「わりぃ、わりぃ」
サ(マイペースな奴だな)
?「それよりちょっと頼みがあるんだが…」
サ「何だ?早く言えよ」
さっきよりも苛立った声で言った。
?「バトルの時間を遅らせて欲しいんだ」
サ「はぁ〜?」
?「今日コンテストやってるだろ?」
サ「ああ、それがどうした?」
?「実は俺の幼馴染がコンテストに出ててな、そいつの応援をして来たい
  んだ、頼むよ」
サ「……分かったよ、俺もコンテスト行きたいしな」
?「サンキューな、それじゃあ俺行くから」
そういうとそのトレーナーは腰からモンスターボールを出した。
サ「何だ?」
?「出て来い、ドードリオ」
そういうとモンスターボールからドードリオが出てきた。
?「じゃあそういうことで」
そのトレーナーはドードリオに乗ってコンテスト会場へ行ってしまった。
サ「…何だったんだあいつは?」
サトシは唖然としていたがすぐ現実に帰った。
サ「そうだ俺も行かなきゃだった」
サトシはコンテスト会場に向けて走った。


「さぁ〜コンテストもいよいよ大詰めです」
「わぁ〜〜」
マ「すごい観客の声だね」
タ「ああ耳が変になりそうだ」
「ついに決勝戦、ここで選手(?)の紹介をしたいと思います」
「わぁ〜〜」
マ「いちいち反応しなくていいのに…」
「まずは1次審査を難なく勝ち抜いたハルカさんです」
「わぁ〜〜」
シ(後一歩だ、頑張れハルカ君)
「そして同じく1次審査を難なく勝ち抜いたカイさんです」
カイという少年はハルカに話掛けてきた。
カイ「お互いいいコンテストバトルにしよう」
ハ「は…はい」
「さぁ、挨拶も終わった所でそろそろ時間です」
マ「お姉ちゃん〜頑張って〜」
タ「リラックスしろよ〜」
2人は応援席から声をあげた。
ハ(サトシ…)
「5分間のコンテストバトル、始め」



サ「ん?今誰かに呼ばれたか?」
サトシはふと周りを見渡した。が、周りには人1人いない。
サ「気のせいか…そういやあいつちゃんと応援してんのかな…?」
サトシはあの少年が気になっていた。
サ「っと、人の心配してる場合じゃなかった。早く行かないと」
サトシは走りだした。



時をして同じ頃…
?「やっと着いた」
どうやら会場に着いたようだ。
?「お疲れ、ドードリオ」
そういうとモンスターボールにドードリオを戻した。
?「よっしゃ待ってろよ俺のハルカ、今いってやるぜ」
その少年は会場に入って行った。



「さぁ大変な事になりました、2人のポイントは後わずかで互角、まさに決勝にふさわしい戦いです」
カ「この僕と互角の戦いをするなんて大したもんだ、でもこれで終わりだ
  テッカニン、シャドーボール」
テ「ニン!」
ハ(…サトシ、どうして来てくれないの?)
タ「ハルカ、よけろ!」
ハ「えっ!?」
ハルカが気づいた時はすでに遅かった。テッカニンの攻撃はハルカのポケモン、ワカシャモに当たる寸前だった。
ハ(もう…ダメ)
ハルカがそう思った瞬間フィールド中央からすごい砂煙が舞い上がった。
カ「な、何だ?」


?「だーっはっはっは」
ハ「この声はまさか…」
?「この声はまさかと聞かれたら」
?2「答えてあげるが世の情け」
ハ「会場の皆さん、逃げて下さい、こいつら悪い奴らなんです」
ハルカが言い終わるとマサトが付け加えた。
マ「あいつらはポケモンを使って悪巧みしてるんだ」
タ「2人の言うとおりです、だから早く逃げて下さい」
3人の気持ちが伝わったのか会場の客は一斉に逃げ出した」
「わーっ」
「悪い奴らだー」
など悲鳴をあげている中、あいつらはまだ決め台詞(?)を続けていた。
ム「ムサシ」
コ「コジロウ」
ム「銀河を駆けるロケット団の2人には」
コ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ」
二「ニャーンテニャ」
ソ「ソーナンス」
チ「チリーン」
ハ「ロケット団!」
ム「あれ?いつの間にかジャリガール達だけになってる」
コ「本当だ、いつの間に!」
どうやら決め台詞(?)をいってる間は周りが見えないらしい…
二「こうニャったらあいつらのポケモンだけでもいただくニャ!」
あいつらとは、ハルカ、タケシ、シュウである。
ム「コジロウ、例の作戦よ」
ムサシの言葉の後コジロウはなにやら掃除機らしき物を持った。
コ「これぞ何でも吸い込み君2号だ」
マ「普通の掃除機にしか見えないけど」
コ「ふっ、ならばその身を持って体感するがいい」
コジロウがスイッチを入れる。
「ギュイィーン」
タ「うわっ、何て吸引力だ」
ム「どう?やっと分かった?このメカの恐ろしさ」
二「でももう手遅れニャ、パワーアップニャ」
するとさっきよりも吸引力が増した。
タ「うわっ、しまった、モンスターボールが」
ハ「キャッ」
ハルカとタケシのモンスターボールは吸い込まれてしまった。
コ「よっしゃ」
二「後は一人だけニャ」
シ「くっ」
と、その時…


?「俺のハルカに何をしている〜?」
タ「お、俺の!?」
シ「ハルカ君!?」
その少年は入り口付近にちょこんと立っていた。
マ「ま、まさか君は…」
ハ「ユウキ!?」
ユ「その通り、ユウキ様だ」


ハ「どうしてユウキがここに?」
ユ「細かいことは後だ、まずはやつらを追っ払うぜ!」
ハ「でも私ポケモン取られちゃったし…」
ハルカの手持ちはコンテストバトルをしていて唯一ボールに入ってなかったワカシャモだけだった。しかしコンテストバトルでかなり体力を消耗していた。
ユ「なら、ワカシャモと後ろへ下がってな」
ハ「う…うん」
ハルカとマサト、そしてタケシも後ろへ下がった。
ユ「おい、お前も下がってろ」
シ「ふっ、あいにく僕はボールを取られていないんでね」
ユ「何〜っ(せっかく1人でいいとこ見せたかったのに)」
シ「どうかしたのかい?」
ユ「ちっ、こうなったら2人で戦うぜ、お前名前は?」
シ「シュウだ」
ユ「よしいくぜ、シュウ!」


ム「こら〜、勝手に話進めるな」
コ「そうだそうだ、これじゃあ俺達もう負けるみたいじゃないか」
二「こうニャったら逆に追っ払ってやるニャ」
忘れられていたロケット団はご機嫌斜めだった。
コ「吸い込み君作動!」

「ギュイィン」

タ「また作動させたか」
ハ「2人とも気をつけて」
しかしハルカが注意しているにも関わらずユウキは…
ユ「…スイマセン、ボール取られちゃいました…」
ハ「………」
マ「………」
タ「………」
シ「………」

ロケット団も…
コ「なぁ、あいつ何しに出てきたんだ?」
ム「自分のボール取ってみたいな感じだったわよね」
二「あいつきっと天然ニャんだニャ」

ユ「ゴチャゴチャうるさ〜い」
ハ(頼りにならないかも…)
ハルカは溜息をついた。
ユ「何溜息何てついてんだよ」
ハ(あんたがつかせたんでしょ!)
ハルカは爆発寸前だった。
ユ「大丈夫だ、俺には作戦がある」
タ「作戦?」
ユ「そうだ、題して…シュウに任せた作戦だ、じゃ後ヨロシク」
ユウキは後ろに下がった。
これには皆(ロケット団も)唖然とするしかなかった。


サ「やっと着いたぜ」
サトシが会場に到着した、しかし何やら様子が変だった。会場の周りには多くの野次馬がいたのだ。
サ「何かあったんですか?」
サトシは野次馬の1人に聞いた。
野「あぁ、コンテストの途中でいきなり変な奴らが現れてな、今もこの中
  にいるらしい。確かロケット…とか言ってたな」
サ「ロケット団が中にいるのか!?早く行かないと」
サトシは野次馬の群れの中を通り、会場へと走って行った。


シ「ロゼリア、マジカルリーフ!」
ロ「リー」
七色の華麗なマジカルリーフがロケット団に向かって飛んでいった。
ハ「綺麗かも〜」
マ「そんな事言ってる場合じゃないでしょ」
タ「そうだぞ今戦えるのはシュウしかいないんだ」
ユ「お前ら早く後ろ下がれ、ポケモン持ってないんじゃ危ないぞ」
マ「って言われても・・・」
ハ「説得力ないかも」
ユ「うわ〜ハルカ謝るから失望しないでくれよ〜」
ハ「そんな事言われても・・・」
マ「ホントだよ」


コ「こら〜俺達を無視すんな〜」
ム「それより・・・来るわよ」
ロケット団にマジカルリーフが向かってきた。
コ「任せろ、この機械は吸い込むだけでなく吹き飛ばす事も出来るのだ」
二「そういう訳でスイッチオンニャ」

ギュイィィン

鈍い音を立てて機械が作動しマジカルリーフを吹き飛ばし、シュウ達の方へ勢いよく返ってきた。
マ「こ、こっちにくるよ」
タ「皆かわせ!!」
タケシの言葉に皆が逃げきれたと思ったが

しかし・・・

ハ「な、何でこっちにくるのよ」
タ「しまったマジカルリーフは必ず当たる技、避けても当たるまで向かってくるぞ!」
ハ「そんな〜」
ユ「泣き言言ってる暇があったら足動かせ」
マ「分かってるよ」

コ「だ〜っはっはっは、どうだ」
ム「これでジャリガール達も終わりね」
二「ジャリボーイがいないと仕事がスムーズニャ」
ム「さぁ、とっととずらかるわよ」

ロケット団の話がハルカには聞こえていた。
ハ(サトシ・・・)
ハルカにはかつてない程の恐怖がのしかかっていた。

何故ロケット団がこんなに恐ろしく思われるのか。
いつもならサトシがロケット団を退治してくれる。
でも今はサトシはいない・・・

ハ「きゃっ!」
ハルカは足を挫き倒れこんでしまった。
そこにマジカルリーフが襲い掛かってきた。
マ「お姉ちゃん!」
ユ、タ「ハルカ!」
シ「ハルカ君!」
ハ(助けてよぉサトシ)

?「コータス!オーバーヒート!!」


ユ「オ、オーバーヒート・・・!」
マ「それにコータス・・・!」
タ「そしてこの声、まさか・・・」
?「そのまさかだぜ」
シ「ふっ」
ハ「さ、さと・・し?」
サ「そう、マサラタウンのサトシだぜ、ハルカ」
ハ「来てくれたんだ・・」
サ「当たり前だろ」
そう言ってハルカ達の方へ走っていった。
サ「皆、大丈夫か?」
タ「何とかな」
マ「もう駄目かと思ったよ」
サ「もっと信頼して欲しいもんだね」
ハ「私は信じてたよ、サトシの事」
サ「サンキューな」

ム「ちょっと何でジャリボーイがいるのよ」
二「ニャーに聞かれても分からんニャ」
ム「こうなったらジャリボーイのポケモンも頂きよ」
コ「おう」
ソ「ソーナンス」

サ「そうは行くか!お前らは絶対許さねぇ!」
ハ(カッコいいかも・・・)
サ「皆、後ろへ下がってろ」
サトシの言葉に皆後ろへ下がった。
サ「シュウも行くんだ、お前自身かなり疲れているみたいだしな」
シ「ふっ、ならばそうさせてもらおう」
シュウも下がった。

コ「吸い込み君作動」
ム「ジャリボーイのポケモンゲットよ」
サ「行け!オオスバメ!!」
オ「スバー」
サ「吸い込まれる力を利用して電光石火!!」
オオスバメの電光石火のスピードはいつもより数倍速かった。

ズドーン

コ「し、借金して作った吸い込み君がぁ〜」
機械は壊れ、ハルカ達のモンスターボールが出てきた。
サ「とどめだ!ピカチュウ、10万ボルト!!」
ピ「ピ〜カ〜チュ〜〜」

ドーン

ピカチュウの10万ボルトがロケット団にヒットし、いつもの如く会場の屋根を突き破り飛んでいった。
コ「せっかく借金して作ったのに〜」
二「またコツコツとバイト生活の始まりニャ〜」
ム「こんな事ならコンテスト出るんだったわ〜」
ソ「ソーナンス」
ロケット団「やな感じ〜っ」
ソ「ソーナンス」
チ「チリーン」


「ま、まぁいろいろありましたが優勝はハルカさんです」
「わ〜〜っ」
観客が盛り上がっている。
「ハルカさんにはコンテストリボンが贈呈されます」
ハ「ありがとうございます」
「次も頑張って下さいね」
ハ「はい」
「これにてポケモンコンテストミナモ大会を終了します」


ハ「どう?リボンゲットしたわよ」
マ「やったねお姉ちゃん」
タ「次も頑張れよ」
ハ「勿論そのつもりよ」
ハルカ達は今近くの公園にいた。
勿論シュウ・ユウキは一緒にいる。
だがサトシの姿は無かった。

サトシはロケット団を追っ払った。
警察はそれを「勇気ある行動」として感謝状を渡すとにした。
サトシは最初は遠慮したが警察に半強制的に連れて行かれたのだった。

マ「サトシって実はとっても凄いトレーナーだったりして」
ハ「だったりじゃ無くて凄いのよ、サトシは・・・」
マ「お姉ちゃん顔が赤いよ?さてはサトシの事・・・」
ハ「ち、違うわよ、別にそんなんじゃないわよ」
ハルカはムキになって怒った。
マ「ふぅ〜ん(ますます怪しいね)」
マサトはニヤニヤ笑った。
マ「ねぇ、タケシもサトシの事凄いと思う?」
タ「さ・と・しの奴ぅ〜!ジュンサーさんに手握られて〜!何て羨ましいんだ〜〜!夕日のバカヤロ〜!!」
マ「また始まったよ」
ハ「ははは・・」
ハルカも苦笑いである。
シ「ハルカ君、ちょっといいかい?」
ハ「え、う、うん」
そういうと2人は人気の無い場所へ行った。
ユ(アイツまさか俺のハルカに・・・)
不安になったユウキはこっそりついて行く事にした。


シ「ここならいいな」
ハ「シュウ、話ってなに?」
シ「ハルカ君、僕は君が好きだ!!」
ハ「ま、またまた冗談を〜」
シ「僕は本気だ!!」
確かにシュウは嘘をついているようには見えなかった。
?「ちょっと待った〜」
出てきたのは勿論ユウキ。
ユ「俺もハルカの事、大好きだ!!」
ハ(ユウキまで!?)
ハルカが考えた末に出した答え、それは・・・
ハ「少し時間をくれない?」
シ「ああ、いきなり言ったこっちが悪いんだ、返事は明日でいいさ」
ユ「俺もいいぜ」
そういい残すとシュウとユウキは今日泊まるホテルの方へ歩いて言った」

マ「お姉ちゃんどうするんだろう?」
茂みの中から覗き見ていたマサトが言った。
タ「さあな」
タケシもいた。
タ「これはハルカの問題だからな・・・」
マ「うん」
タ「多分ハルカは今夜アイツにすべてをぶつけるつもりだな」
マ「アイツ?」
タ「そうだ。だからすべてはアイツにかかっているんだ」

そういい終わると2人は茂みから出て、あたかも今来たみたいなフリをしてハルカと3人でポケモンセンターに向かった・・・


ハルカ達がポケモンセンターに着いてしばらくするとサトシが帰って来た。
タ「サトシ〜こっちだ」
サトシはタケシの方へ向かった。
タ「じゃあサトシとハルカはこの部屋な」
サ「分かった」
ハ「・・・うん」
サ「どしたハルカ?元気無いみたいだけど」
ハ「ううん、何でも無いかも」
サ「ならいいんだけどさ」
タ「ハルカ、ちょっと」
タケシはハルカを呼んだ。
ハ「何?」
タ「くれぐれも悔いの無いようにな」
ハ「は?」
マ「頑張ってねお姉ちゃん」
ハ「もう何なよの2人共!」
マ「知ってるよお姉ちゃんはサトシが好きだって事」
ハ「なっ!!」
ハルカの顔が真っ赤になった。
タ「まあそういう事だ、自分の気持ちに正直になれよ」
ハ「うん」
タ「じゃあサトシの所へ行っていいぞ」
ハ「ありがとう2人共」
そういい残してハルカはサトシの方へ行った。

ハ「サトシ」
ハルカは勢いよくドアを開けた。
サ「何だよハルカ、どうかしたか?」
ハ「ううん別に何でも無いかも」
サ「・・・変な奴」
ハ「それよりサトシ、もう夕食食べた?」
サ「いやまだだけど」
ハ「じゃあ一緒に食べに行こ」
サ「そうだな、丁度腹も減ってきたしな」
ハ「決まりっ」
ハルカはサトシの腕を掴んだ。
サ「何で掴むんだよ?」
サトシは顔が赤くなった。
ハ「気にしない気にしない、それより何処行く?」
サ「いつもポケモンセンターじゃ詰まんないし、それにハルカもコンテストで優勝した事だし、外で食べるか」
ハ「うん!アリガト」
サトシとハルカは外食する事になった。


ハ「う〜んあそこのお店の料理美味しかったかも」
サトシとハルカは食事を終えポケモンセンターへの帰り道を歩いていた。
サ「タケシとマサトも来れば良かったのに何で来なかったんだ?」
ハ「さあね、きっと何か用事があったのよ」
勿論タケシとマサトに用事など無い。サトシとハルカに気を使っているのである。
サ「それにしても今夜は冷えるな。ハルカ寒くないか?」
ハ「大丈夫よ・・・くしゅん」
サ「何言ってんだよ、クシャミしてんじゃねーか」
ハ「平気平気」
サ「早いとこポケモンセンターに帰ろうぜ」
ハ「・・・やだ」
サ「へ?」
ハ「まだ帰りたくないかも」
サ「何でだよ?」
ハ「・・分からない・・」
サ「どういう事だよ?」
ハ「とにかく帰りたくないの」
ハルカはやけにムキになっていた。
その事が分かったのかサトシは、
サ「分かったよ、でもハルカが風邪引くと俺がマサトに殺されるからとりあえず俺の上着着ろよ」
サトシは上着をハルカに着せた。
ハ「サトシアリガトかも」
サ「かもって何だよ、まあいいか。それより何処行きたいんだ?」
ハ「ん?何処行く?」
サ「俺が聞いてんだよ、聞き返すな」
ハ「とりあえず歩きながら決めよ」
そういうとサトシの手を取った。
サ「何で手繋ぐ必要があるわけ?」
ハ「駄目なの?」
サ「いや、そういうわけじゃないけど・・・」
ハ「じゃあ気にしないの」
サ(何かハルカと居ると・・・)
ハ「どしたの?」
サ「い、いや。何でも無いよ」
ハ「ふ〜ん。あっ!」
サ「どうした?」
ハ「あそこの公園入ろ」
サ(あそこってコンテストの特訓した公園だよな?)
ハ「早く行こうよサトシ」
ハルカがサトシの手を引っ張り公園へ向かう。
サ(夜の公園か。何か嫌な予感が・・・)


ハ「サトシ〜早く早く」
サ「分かったからそんなに引っ張るなって」
ハ「う〜んと・・・あった。あのベンチに座ろ。疲れちゃったから」
サ「あぁ・・(あんなに走ったらそりゃ疲れるさ・・・)」
そう思いつつサトシ自身も疲れていたのでハルカの方へ向かった。


ハ「星・・綺麗だね」
サ「雲一つないから良く見えるな」
ハ「うん」

少しの沈黙の後ハルカが口を開いた。

ハ「ねぇサトシ・・・」
サ「ん?」
ハ「もし、もしもだよ?私が他の人と旅に行っちゃったらどうする?」
サ「?何でそんな事聞くんだ?」
ハ「答えてサトシ」

また少しの沈黙・・・そして

サ「いいんじゃないかな・・」
ハ「えっ?」
サトシが空を見上げて言う。
サ「旅ってもんは楽しくなくちゃいけないんだ・・だからハルカが本当に楽しいと思う人と一緒に旅をすればいいのさ」
ハ「・・・」
サ「だから俺はハルカが他の人の所へ行こうと、それがハルカが決めた事なら俺はお前を止めないよ」
ハ「サトシ・・・」
サ「さてそろそろ帰るか」
サトシがベンチを立った。
そしてハルカは決心を決めた・・・


ハ「ちょっと待って!」
サ「何だよまだ何かあるのか?」
ハ「どうしても話さないといけないの」
サ「??」
ハルカはいつになく真剣な表情をしていた。
サ(何かいつものハルカじゃないな)

ハ「実は今日の夕方にシュウとユウキに告白されたの」
サ「・・・」
ハ「それでサトシと話せば決心出来ると思ったんだ・・・」
サ「・・で決まったのか?誰と行くか・・・」
ハ「・・・うん」
サ「・・そっか、じゃあそいつに思いを打ち明けてやれ。きっと喜ぶぞ」
サトシがそういい終わった。その時だった・・・
いきなりサトシの体が重くなった。
サトシが目をやるとハルカが抱きついていた。

サ「な・・何だよハルカ」
ハ「これが私の気持ちかも」
サ「へ?」
ハ「私はサトシの事大好きだよ」
いきなりそんな行動と言葉を言われればいくらサトシとて照れるしか無かった。

ハ「私の気持ち言ったんだからサトシの気持ちも教えて」
サ「・・も・・」
ハ「え?何?聞こえないかも」
サ「俺もハルカの事・・・その・・何て言うか・・・」
ハ「好き、でしょ」
サ「あぁ・・まあそんな所だな」
ハ「ねぇ言うんならちゃんと言ってよ」
サ「もういいじゃねえか、お互いの気持ちも分かったんだしさ」
ハ(そう言う問題じゃないかも)
ハルカは不機嫌だった。
ハ(良い事思いついた!)
ハルカは早速行動に移した。
ハ「ねぇサトシ」
サ「何だ?」
ハ「本当に私の事が好きなら行動で示して欲しいかも」
そういうとハルカは目を閉じた。
サ(おいおいマジかよ)
そう思いつつ周りに誰もいない事を確認するとハルカの気持ちに応えた。

そして翌日シュウとユウキに全てを話して2人は了承した。
そしてサトシ達は次の目的地に向かって歩き出した。
それと同時にサトシとハルカの恋も歩き出したのだった。


 

ハルカの揺れる気持ちが鮮明に書かれています。
ユウキのキャラが微妙に面白かったりw
他の人から好かれても、自分はサトシが好きだって気持ちを持てるのは羨ましいですね。
サトシのちょっと大人なキャラもいいです。
ハルカもそんな所にも惹かれるんでしょうかね…

Commentator by 冬草


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