赤い竜の謎

1.ある伝説

・・・・・千年後。
サトシ一行はレッドタウンに向かっていた・・・。
ハルカ「ふんふん・・・・『千年後、再び赤い竜舞い降りん。この村に再び黒き恐怖が訪れるであろう・・・。そこに四人の勇者現れ、この村すくう。』・・・とね。ふんふん・・」
マサト「おねえちゃんにしてはめずらしいね。ほんよんでるし。」ハルカがマサトの頭を一発。ゴン。一同がどっと笑った。
タケシ「もうすぐで着くぞー。」
サトシ「ようやくベットで寝られるぜー。」
ハルカ「シャワー♪シャワー♪」
皆それぞれに思いをよせているようだ。一人を除いて。
マサト「・・・」

サトシ一行、レッドタウンに到着。
サ「さ〜♪ポケモンセンター♪ポケモンセンター♪」
ハ「お買い物〜♪」
ハルカが走りだそうとした瞬間!
?「お待ちください!!!」
ハ「うわっとっと。」
いきなり出てきた老人におどろいてしりもちをついてしまった。
サ「ハルカ、大丈夫か!?」
ハ「あ、うん。(サトシ・・・優しいかも【ポッ】)
ハルカのほんわかモードはほっといて、話を続けた。
長「ワシはこの村の長老。お前さんたち、この村の伝説を知っておるかね?」
待ってましたとばかりにハルカは雑誌を取り出した。
ハ「これでしょ!長老!」
長「ほうほう、どれ。・・・・・・・・・こりゃウソじゃな。」
それを聞いたハルカ、びっくり仰天。
ハ「うっそおおおおお!!!!!!!!!!」
千年彗星にも聞こえるくらい、おっきな声で奇声をあげた。
長「一部分はあっておるが、・・・・他の部分はまるっきりウソじゃな。ほれ。」
そういうと、ざっしをハルカに返した。
ハ「もーーーーーっ!!!無駄なお金使っちゃったかも!!!」
また叫ぶ。はっきり言って、ハルカの叫びは近所迷惑だ。
長「少しだまっとれ。キンジョメーワクじゃ。」
と言い残し、ハルカの頭を杖で思いっきり叩いた。
ハ「・・・!?」
バタッ
サ「ハルカ!?ったく。しょーがねーなー。」
と、サトシはハルカをおぶった。
それを見たマサトは
マ「・・・。(あとでサトシつぶそーっと♪)」
 

2.神殿

サトシ一行はレッドタウンにつき、長老から伝説を聞いていたところ・・・・
タ「へー。そういう伝説があったんですかー。」
長「さよう。そして千年後に勇者が現れるという話じゃ。」
タケシと長老はお話中。サトシはマサトにふんずけられてる。
ハルカは気がつきお散歩中。まあそうゆう状態で話を続けようと思ったら
村「た・・・大変だ!!!あ・・・悪人どもが神殿へ!!!」
長「な・・なんじゃと!?」
さわぎを聞きつけたサトシ一行&長老はぼろぼろになった神殿を目の当たりにした。
長「な・・・なんということを!!あいつが・・メディケドが復活する!!!」
サ&ハ&マ&タ『メディケド!?』
悪「へっ!!そんな伝説、信じゃーしねーよ!!」
悪人らしき人が神殿の前でいった。と、その瞬間、何者かの手が悪人の体をつかんだ。
悪「・・・!?」
マ「な・・・なに!?」
長「あいつじゃ・・・メディケドじゃ!!」
サ「メディケド・・・!?」

 
3.メディケド

神殿に悪人が入ったと言う知らせが入り、サトシ一行は神殿に向かったものの・・・
マ「・・・!!」
悪「う・・・うわああああああああああああ!!!!」(長っ)
その手は悪人をひねり潰した後、(怖)おたけびをあげ、ようやく姿を現した。
長「メ・・・メディケド!!」
サ「メディケド!?あれが・・・」
図『メディケド 隕石ポケモン 主に、空を飛んでいることが多く、飛んでいるときに体から薄い赤色の光を出して飛んでいたことから「隕石ポケモン」と名付けられた。又、メディケドには何かに変身する能力も持っている。』
サ「何かに変身・・・。」
タ「メタモンみたいだな。」
サトシとタケシが何かを話し合ってる内に、メディケドはサトシ達に切りかかり、
ザシュ。(?)
マ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
マサトが切られ、その場に倒れこんだ。
ハ「マサト!痛!」
ハルカも腕を切られた。
長「ここにおったらあぶない。とりあえず村へにげるぞ!!」
サトシ一行は全速力で村へと急いだ。 

 
4.本当の伝説

ぼろぼろになった神殿からメディケドが復活し、ハルカ、マサトが切られ、村へ逃げてきたサトシ一行だが・・・
ハ「痛い痛い!!もう、もうちょっと優しくできないの!?」
サ「そんなこと言われたって・・・」
タ「まぁ少し大人しくしてろよ。」
消毒をしてる最中にハルカが悲鳴をあげ、それにたじたじのサトシとタケシ。
消毒終了。
ハ「あ〜痛かった。それよりタケシ、マサトはどうなったの?」
タ「今は寝てるよ。」
タケシの答えにふ〜んと答えるハルカ。そして長老が
長「・・・・・・・再び赤い竜舞い降りん。・・・」
サ&タ&ハ『えっ?』
長老は何も言わず、話を続けた。
長「・・・『赤い竜 村を破滅へと導かん
三日後村 破滅に
七日後 世界 破滅に
だがそこに四人の勇者現れん
稲妻の獣仕えし風の勇者
愛の炎を使う炎の勇者
光を扱う心優しき星の勇者
硬い心を持つ大地の勇者
四人の勇者 赤い竜の怒り沈めん
一歩間違えれば 村 滅び
逆に正しければ救われん
全ては勇者の心次第
心一つにならん限り
赤い竜の怒り静まらん
心一つになれば
新しい力目覚めん
新たな力で 赤い竜 封印せよ
罪なき者の血が流されんように・・・』・・・・」
辺りが静かになり、それを破ったのはサトシだった。
サ「ってか それがどうしたんだよ。」
長「・・・・伝説に出てくる勇者がお前さんらに似ておる。」
サ&タ&ハ『はいぃ!!?』

 
5.勇者

長老の口から「伝説に出てきた勇者に似てる」と言われたサトシ一行は・・・・
サ「に・・・似てるって・・・」
長「・・・『稲妻の獣仕えし風の勇者
愛の炎を使う炎の勇者
光を扱う心優しき星の勇者
硬い心を持つ大地の勇者』
・・・お前さんらがこの勇者達なのか?」
それを聞いたサトシ一行、(マサトを抜いて)唖然。
ハ「ち・・・ちょっと待ってよ!!「勇者達なのか?」って言われても・・・私達何も知らないわよ!!」
サ&タ『同感だー!!!』
サトシ一行、激しくブーイング。
長「そんなブーイングされてもなぁ・・・・」
サトシ一行、まだブーイング。そんなころ・・・

小部屋。
マ「ん・・・あ・・あれ!?ここは・・・」
マサトは気がついたようだ。
マ「・・・・」
しばらくぼうぜんとし、そして。
声『時が来た・・・』
マ「えっ!?」
いきなり声が聞こえた。それはジラーチでもなく、ハルカでもなく
・・・サトシやタケシでもなく。誰と言わんばかりにマサトは辺りを見渡し、その謎の声は話を続けた。
声『勇者目覚めの時が・・・』
マ「勇者?目覚める??」
理解できない様子。
声『ふっ・・・判らんのも無理はない。』
マ「いや、初めっからわかんないんだって。」
マサトの鋭い突っ込み攻撃。
声『・・・まあいい。教えてやろう。』
マ「・・・」
声「貴様が・・・その勇者ってことをなぁ!!!!』
いきなりマサトが立っている地面から光が出てきて、その光はマサトを包みこんだ。
 

6.星の勇者

ハ「マサト、そろそろ起きたかしら?」
やっとマサトの存在を思い出したハルカ。ある意味遅すぎだ。そしてハルカはマサトがいる部屋に直行したら・・・・
ハ「マ・・・マサト!!」
ハルカが目の当たりにしたのは奇妙な格好をして倒れているマサトだった。
ハ「マサト!ちょっと!しっかりして!!」
マ「ん・・・」
騒ぎを聞きつけたサトシ達がやってきて何があったと話しかける。だが、ぼけ〜っとしているマサトに一番に反応を見せたのは長老だった。
長「・・・・お主・・・マサトと言ったかの?・・・」
ようやく我にかえったマサトは小さく頷く。やはりと言わんばかりに長老は
長「やはり・・・お主が勇者の一人だったかの・・・。『光を扱う星の勇者』・・・お主がその星の勇者じゃ。」
マサトは頭に?マークを浮かべている。いまいち状況が読み取れていないようだ。
そんでタケシがマサトに説明中。何分かたった後にようやく理解できたようだ。
そんなタケシとマサトのやりとりを見ていたサトシとハルカは二人してクスクスと笑う。
だが逆にタケシ達から見てはサトシとハルカの会話はなんとも微笑ましい光景になっていた。
 

7.受け継がれし力

サ「・・・で、」
マ「勇者と言っても・・・」
ハ「何するのかが・・・」
タ「全然わからないんですが・・・」
ピ「ピーカッチュ。」
知らない間に勇者になっていたサトシ一行、伝説の勇者にはなったものの、何をするのかが全くわからない様子で。
ハ「ナレーターは黙っといて!!」
はい・・・(汗)
長「過去の伝説を思い出してくれればよいのだが・・・・」
サ「まず、オレ達伝説の勇者の生まれ変わりでもないんですが。」長「いいや。生まれ変わりじゃ。」
マ「そうゆうことはさきにいっといてよね。」
マサト様、激しいツッコミ。
マ「ナレーターはだまっといて!!」
はい・・・(大汗)
長「まあ、そのうち思い出すじゃろうて。」
サ「のんきに待ってたら、思い出す前に村&世界が破滅するだろうが。」
サトシ殿。その通りでございます。
サ「ナレーターは黙っとけ。」
すいません・・・‖ОTL
長「・・・おおお!!そうじゃそうじゃ。すっかり忘れておったわい。」
サ「何を忘れておったわい。」
長「少しまっとれ・・・・おお、これじゃこれじゃ・・・」
長老は倉庫から何かを取り出した。
長老「これは、伝説の勇者が残していった武器。・・・伝説の勇者達はこれでメディケドを倒したのじゃ。だからお前さんらには使いこなせれるかもしれん・・・さあ・・・受け取るが良い・・・」
サトシ一行は、その武器を受け取った。長「村を・・・いや、世界を救えるのはお前さんたちだけなのじゃ・・・。」
サ「・・・・・わかった!!じーさん、任せとけ!!」
 

8.武器

長老から武器をもらったサトシ一行は・・・・

サ「・・・長老から武器・・もらったものの・・・」
タ「どうやって使うんだろうな・・・」
サトシ一行、前回同様また悩んでいる様子。
サ「悩んでいてけっこう。」
ハ「そーよそーよ。」
はいはい・・・(呆れ顔)
マ「あー!!こいつあきれてるよー!!」
呆れてませんって;;
タ「まあいい。相手してたら話がお笑い系になるからな。」
そーですか。じゃ、話続けますからね。
サ「オレの武器は剣で・・・」
ハ「私のは・・・・・なんだろこれ?」
マ「・・・つえ?ぼくの・・・」
タ「!?・・・木刀!?(笑)」
・・・むっちゃくっちゃで30分経過。
サ「・・とりあえず明日、倒しにいく
予定だから練習しとかないとな。」
ハ「そんな短時間でできるのぉ〜!?」
サ「やってみなきゃわかんないだろ!!
・・・よしハルカ!!オレがけいこしてやる!!来い!!」
ハ「あ・・・うん・・(///)」
ハルカは真っ赤になりながらもサトシの後について行く。
それを見ていたタケマサコンビは・・・
マ「・・・・」
タ「マサト・・・悔しいか?」
マ「うん、すこしね・・・でも・・・
なんとなくわかるんだ・・・」
何がといわんばかりにタケシはマサトをみる。
マ「・・あのふたりはぜったいむすばれるって・・・」
少し寂しい顔をするマサトをすこし撫でてやった。そして
タ「・・さ!!俺たちもこうしてる
暇は無い!!・・マサト、特訓するぞ!!」
マ「・・・・うん!!」

 
9.カナ

・・・次の日ー。

 

ハ「ん〜vvよくねたかもぉ〜vv」
ハルカお嬢。大きなあくびを
ハ「うっさいわね!!【クワッ】」
ひいっ!!こわっ・・
サ「お〜いハルカ〜!!朝飯できたぞー!!」
ハ「あっ。今行くわー!!」{=(/・・)/

 
・・・・ 

 
『ごちそーさまでしたっ!!!』
タケシの料理でお腹いっぱいになり、
食器をかたづけた後、高速移動並みの速さで
ひとかたまりになって今日の作戦会議。
サ「で、こーして、こーで・・・」
ハ&マ&タ『うんうん。』
サ「それで・・・」
?「なーんか怪しいことしてんな、帽子軍団!!」
サ「なっ・・・・?」
?「なにかお探し物で?」
サトシ達の後ろに立ち、
なにやら話しかける眼鏡の女の子。
サ「そっちこそ。なにかご用で?」
?「いや、別に。」
ハ「なんか嫌味な子かも。」
嫌味、と聞いたとたんに
少しキレたような顔になって、
?「嫌味でも馬鹿でもなんでも結構!!
では、邪魔者はサラバでもしますか。」
と、去ろうとする女の子を引きとめ、
サ「お前、名前は?」
?「・・・・・・カナ、とでも
申しておきましょうか。」
サ「カナ・・・・ね。」
 

10.奴を倒しに

サ「で・・・・・」
タ「作者の代理がどうしてここに・・・?」
カ「あんたら掲示板見た?」
ハ「見るわけないでしょ・・・」
マ「っていうかまずみれないよ・・・」
サトシ一行は、作者の代理・カナと出会い、
少し話し合いをしていたところ・・・
カ「なんの話し合いしてたんだよ!!」
知りません・・・;;
カ「はぁ〜・・・駄目だなこの作者・・」
タ「つまり、自分が駄目だと言いたいんだな。」

 
        ぷちっ。

 
サ「ん?今なんか『ぷちっ』って聞こえたぞ。」
ハ「たしかに・・・」
その間にカナがなにやらブツブツと
カ「・・・・・タケシ・・・てめぇGペンの
串刺しになりてぇか・・・?」
タ「結構です。」
はっきりと断るタケシ。
カ「あっそ!!!!」

 
ドカバキガッシャーン!!!ゴロメk
(カナ、タケシをやばいことにしてる音)

 
マ「ああー!!タケシがー!!!」
ハ「作者の代理、かなり怖いかも・・・」
ハルカの言葉が終わるころには、タケシはもう
未知の世界へ旅かけていた。
カ「・・・で、そこの帽子!!!」
サ「ちがーう!!!オレはサトシだ!!!」
カ「・・・はいはい。サト帽。」
サ「うぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ(かなり激怒)」
カ「タケシやらサトシやらサト帽やら
なんやらかんやら言ってる場合じゃねーぞ!!
メディケドさん倒しに行くんだろ!?」
サトシ殿。ようやく思いだしたようで
サ「あ。そうだった。皆!!そろそろ行くぞ!!」
マ「ねぇ〜タケシ〜。おきてよ〜。」
タ「う・・・うう・・・」
ようやく息を吹き返したようだ。
ハ「ぼけっとしてる場合じゃないわよ!!」
サ「行くぜ!!!」

 
11.レッツGО!!

サトシ一行、とりあえず神殿へ行ってみた。

サ「・・・・・あら?」
ハ「メディケドが・・・・」
タ「・・・いないな。」
マ「うん。」
ピ「ピカ。」
カ「・・・・」
昨日の内に誰かに倒されてしまったか、
カ「まず、それはありえないな。」
どこかへ飛んでいってしまったのか。
タ「まあ・・・それはありえることかもな。」
サ「どっちにしろ奴はいねぇんだ。探しにいく・・・・」
『うわああああああああ!!!!!!!!!』
村の方から悲鳴が聞こえた。
サ「なっ・・・!?」
タ「あいつ・・・」
カ「村の方か・・・・・・・よっしゃ!!!」
ハ「よっしゃ?」
カナ(作者の代理)はモンスターボールを取り出し、
カ「レッツ、トロピべさ!!!!」
ト「ピーウス!!!」
サ&ハ&タ&マ『はあ!???』
トロピべさ、と言う名前のトロピウスが飛び出し、カナが
カ「帽子ご一行さん!!乗りな!!!」
サ「だからオレは帽子じゃないって・・・・・(激怒)」
タ「でも、トロピウスじゃ遅いんじゃ・・・」
カ「ちょっと!!細目!!!あんたまた
Gペンの串刺しになりたいわけ!?」
それを聞いたタケシはみるみる青ざめ、
タ「・・・・なりたくないです・・・」
カ「よし!!乗りな!!」
サトシ一行、トロピベさに乗り込み、
カ「かっ飛ばすぜ!!!レッツGO!!!」
ト「ピー・・・ウスゥ!!!!!」

 

              ビュン!!!!!!!!!!!

 

『ぎゃああああああああ!!!!!!』
ハ「な・・・なにこれぇ!!!お・・・
おっそろしく速いかもぉ!!!!」
なんと、トロピベさは信じられないほど速かった・・・
いや、いくらなんでも速すぎだ。
サ「ハルカ、大丈夫かー!?」
ハ「大丈夫じゃないかもぉ!!!!!」
サ「絶対大丈夫!!!オレを信じろ!!!」
ハ「サトシ・・・(///)」
カ「あのー。ラブラブ中すみませんが・・・
そろそろ終点しやすべさ?」(しますよ?)←カナ語通訳
ハ「ら・・・・ラブラブゥ!!?????」
サ「???」 12.いよいよ奴と・・

十分後ー

 

 
カ「へーイ。とうちゃーくべさー」
ト「ピーウスー」
トロピベさでつっぱしったサトシ一行。
ハルカはかなり怖かったようで、何故か固まっている。
サ「おーい。ハルカー。平気かー?」
サトシがつっつく。反応がない。
マ「おねえちゃーん。」
マサトが呼びかける。反応がない。
カ「ハルちゃーん。もしー。起きてるー?」

(ハルちゃん=ハルカのこと。)←カナ語通訳

カナが話しかける。反応がない。
カ「また乗るべさー?」
ハ「いや!!!!」
サ「お、反応した。」
タ「やっと・・だけど、今はそれどころじゃないぞ・・・」
サ&ハ&マ&カ『え?(おう?)』
サトシ達がみたものは、ぼろぼろになったレッドタウンだった。
家は壊され、人も見当たらず、
・・・もう何もかもがメチャクチャだった。
ハ「・・・ひどい・・・」
サ「あいつめ・・・・・」
カ「すんげー破壊力。」
さすがにサトシ一行も唖然としている。と、そのとき!

『ズドオオオオオオォォォォォォンン!!!!!!!!』

大きな地響きと共に現れたのは、あいつ・・・メディケドだった。
マ「メディケド・・・!!」
メ「ディ・・・・」
しばらくして、いきなりサトシがメディケドの前に行き、
サ「メディケド!!もうやめてくれ!!!
お前が怒っているのはわかってる・・・でも、
全然関係が無い人まで殺さないでくれ!!!
お前がわかってくれれば、オレ達はなにもしない!!
だから、たのむ!!!もう何もしないでくれ!!!!」
メ「・・・・・・」
サ『わかってくれたか・・・?』
メ「・・・ディーーーーーース!!!!!!!!!」
メディケドがサトシ一行にむかって、火の玉を出してきた!!
サ「!!!」
タ「だめだ・・よけられない!!!」
ハ「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 
13.対決

ハ「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
カ「レッツ、ヨッマ!!!」
ヨ「ヨ〜マ〜♪」
カナは、ヨッマと言う名前のヨマワルをだし、
カ「ヨッマ、サイコキネシス!!!」
ヨ「ヨォォ・・・マァッ!!!!!!」

ピキューン・・・・(多分サイコキネシスの音)

ヨッマはサイコキネシスで火の玉を止め、そして
カ「ヨッマ!!!メディケドさんにその玉、返品べさ!!」
ヨ「ヨー・・ッマ!!!」
火の玉はメディケドに向かい、そのまま

 
        ごん。

 
メ「ディ・・・・!!?」
火の玉はメディケドにクリーンヒット。
サ「・・・!?・・・サンキュー。
お前もなかなかやるじゃんか。」
カ「お褒めいただき光栄べさ。さ、後はあんたら
次第だよ。サトシ。」
サ「わかってるって・・・。いくぞ!みんな!!」
ハ&マ&タ『おう!!!』
サトシ一行は走り出した。

 
14.対決〜2〜

サ「覚悟しやがれ、メディケド!!!」
メ「【ほう。我を倒そうとなあ・・・面白い。
やって見るが良い】」
メディケドはテレパシーで話した。
サ「言われなくてもやってやる・・・」
メ「・・・・・」
サ「ぜっっ!!!!!」
サトシはメディケドに切りかかった。
が、メディケドには全く効いてない様子。
メ「【どうした。痛くもかゆくもないぞ】」
サ「くっ・・・・!!」
カ「・・・・・・。」
タ「サトシだけじゃないぞ!!俺たちもいる!!」
と、タケシとハルカもメディケドめがけ、
タ「たぁーーーーーーーーー!!!!!!!」

        ぼき。

タ「あーーーーーーーー!!!!俺の武器がーーー!!!!!」
勇者タケシ、悔し泣き。遠くから見ていたカナも
頭をかかえて『あちゃ〜』と言っていた。
ハ「私もっ・・・・えーーーーーいっ!!!!!」
ハルカが弓をぶっぱなす。が、これも効いていない。
メ「【こんなのが勇者か・・・弱いな】」
サ「うるさい!!!」
メ「【では、我もそろそろやるか】」
メディケドが言った後、爪がうっすらと光りだす。
メ「【くらえ!!】」
すると、爪がカッターに似た形になり、
サトシ一行に切りかかってきた。
マ「えーーーーーいっ!!!!」
あと少しで当たりそうになった時、マサトがちょうど
バリアを出し、何とかギリギリで防げた。
サ「サンキュー、マサト。お陰で助かったぜ。」
マ「ボクがいること、わすれないでよね!!!」
出番が少なかったからか、少し拗ねている。
ハ「はいはい。ありがと、マサト。」
ハルカがおだてる。
サ「・・・それより・・・あいつ・・強すぎるぜ。」
タ「確かに・・・」
ハ「どうしよう・・なにも効かないし・・」
『・・・〜トシ・・・』
サ「ん?」
『・・・サトシ!・・・』
サ「気のせいか・・・」
 

                 ぷちっ。
 

カ「〜〜〜ぃいい加減気付やボケェェェイ!!!!」
サトシの頭にGペンがグサリ。
サ「!!???」
ハ「きゃああ!!さ・・・サトシ!!」
タ「ん?Gペンの先になんか付いてあるぞ。」
カナが投げたGペンの先に紙が巻いてあった。
ハ「何が書いてあるの?」
タ「え〜・・っと・・」

 
15.対決〜3〜

タ&サ&ハ&マ『・・・・・・・』
手紙の一行一行を真剣に見るサトシ一行。
と、次の瞬間、全員の目が点になった。
タ「これって・・・」
シ〜ンと静まり返るサトシ一行。
ピ「ピーカッチュ!!!ピカピカ!!!」
サ「ん?どうしたピカチュウ?」
ハ「みんな!!あれ!!メディケドが!!!」
なんと、メディケドは破壊光線らしきものを
発射しようとしていた。
サ「!!・・やばい!!」
タ「あれをまともにくらったら・・・!!」
カ「んなこと言ってないではよ逃げーい!!!」
なにやらほざいてる次の瞬間!!!

 

     ドッカーーーーーーーーン!!!!!!!!

 
メディケドの破壊光線がサトシ一行に直撃した。
メ「【・・・・・・】」
やられたと思われた途端!!
             ザクッ!!!
いきなり矢が飛んできてメディケドを貫いた。
メ「【ギャアアアアア!??な・・・なぜ!?】」
サ「へっへー!!油断したな!!メディケド!!」
メ「【な・・・・!!】」
サトシ一行は空中に浮かんでいた。
メ「【何!?人間は空を飛べぬはず・・・
!!まさか!!またあの眼鏡が!??】」
ハ「眼鏡といっても男の方だけどね。」
どうやら破壊光線をくらう直前にマサトが
バリアを出していたようだ。
だが、突然の出来事だったようで、
所々かすり傷などがあるが・・・・
サ「さ、そろそろ覚悟してもらうぜ!!!」
メ「【うぬぅ・・・・!!】」
 

16.対決〜4〜

サ「さー。お前もそろそろ覚悟してもらうぜ!!」
メ「【・・・いい気になるな!!勇者めがー!!!!!】」
メディケドはついに怒り、
先ほどと同じ攻撃をサトシ一行に向けた。
サ「な・・!皆!!逃げ・・・」
言い終わらないうちにサトシ一行に攻撃がまともに当たり、
すごい爆発音が響き渡った。
カ「帽子ー!!ハルちゃん!!マサ!!細目ー!!!!」

         マサ=マサトのこと。

カナが必死に叫ぶ。それにメディケドは気づき、
メ「【・・チッ・・・生き残りがいたか・・・フン。
いくら呼んでも無駄だ。死人が返事をするわけ無かろうが。】」
カ「黙ってろデブケド!!・・・大丈夫かー!??皆ー!!」
メ「【・・・聞き分けの無いやつめ。お前も逝かせてやる!!
くらえ!!】」
メディケドがカナに向かって火の玉を出した。が、
カ「・・・Gペンスマッシュ!!!」
なんと普通ではありえないこと。
カナが投げたGペンで、火の玉が破壊された。
メ「【ほう・・・貴様、そんな小道具で我を倒そうと・・?】」
カ「さっきのは、ほんの防御技!!それに小道具じゃねーぞ!!」
対抗する作者の代理。さすがはカナ家一番の反抗期だ。
サ「それにまだ死んでねーぞ!!!」
メ&カ『!??』
なんとサトシ一行は生きていた。
メ「【・・・・まだ生きていたのか・・・。】」
サ「そんな簡単に死んでたまるか!!!」
カ「すんげー生命力。」
さすがのカナもびっくり仰天。
サ「これで終わりにするぜメディケド!!」
メ「【手加減せぬぞ!!】」
 

17.これで最後だ

サ「うらぁ!!!!!」
メ「【甘い!!!!】」
メディケドは、サトシが振り落とした剣を簡単に受け止めた。
サ「やっぱり効かないか・・・?」
メ「【我を倒そうとは100年早いわ。ではそろそろ我の方から・・・いくぞ!!!!】」
メディケドは、さっきより大きな火の玉をサトシに向け、出した。
が、サトシは平気な顔で受け止め、
サ「・・・お前の方が甘いんじゃねーか?」
鼻で笑う。カナは唖然としている。目まで点になっていた。
と、いきなりメディケドに変化が現れた。
なんと、メディケドの体が光りだしたのだ。
サ「まさか・・・進化するんじゃ・・・!?」
カ「するわけ無かろうがぁー!!!」
タ「・・・メディケドも勝負にでたようだな。」
後ろからタケシがひょっこり現れる。
サ「タケシ!!気がついたのか!!」
タケシが頷き、
タ「・・・あれh
カ「ありゃーメディケドさんの大技。たし・・・、」

         たし=カナ語で『確か。』

カ「・・・・まあ、なんでもいい!!」
それでいいのか、作者の代理よ。
カ「伝説で、『四人の勇者 赤い竜の怒り沈めん』ってあるけど、
結局、沈める・・・いや、倒すのは一人だけなんべさ!!
・・その一人とは、四人の中で一番のリーダーシップ、
風の勇者のみ。つまり・・・サト帽なんよ。」
サトシ一行、驚きの表情を隠しきれない。
カ「あぶねー事っけど・・・
止められんのは帽子しかいねーんだ。」
タ「最悪の場合・・・死ぬかもしれないのか?」
カ「YES。」
それを聞いたとたん、ハルカの表情がみるみる変わってきた。そして
ハ「・・・いや・・いや!!!サトシ・・いかないで!!
まだ死んでほしくない!!」
ハルカがサトシに抱きついた。
そんなハルカをサトシは黙って見ている。
ハ「お願い・・・いかないで・・・!!」

ここでいったらサトシは死ぬかもしれない。
でも、いかなければメディケドは倒せない。
二つの思いが、ハルカの中でかけめぐる。

しばらくして、サトシが口を開き、
サ「・・ハルカ・・・ごめん。オレ・・・行かなくちゃ。
行かなかったら、オレだけじゃなくて、ハルカもマサトもタケシもカナも。皆、死んじまうんだぞ。それでもいいのか?」

ハ「・・・・・いや・・・・・」 サ「大丈夫、絶対戻ってくる。約束な。」
ハルカは頷き、サトシは笑った後、メディケドの方を向く。
サ「メディケド!!これで最後だ!!」
サトシが剣を天に上げ、なにやら呪文を唱え始めた。そして、
サ「いっけぇーーーーーー!!!!!!!!!」

 

もずくー(殴)

 
18.夢

サ「だあぁぁ!!!!!!!」
ハ「サトシー!!!!」

 
              カッ!!!!

 

 

         ハ「ん・・・・?」
あの後、メディケドは倒されたのか、おそるおそる目を開けるハルカ。
ハ「・・・そうだ!!サトシ!!サトシ!!!」
ハルカが必死に彼の名前を呼ぶが、声が返されることはなかった。
 

        死んじゃったの・・・?
 

彼は約束したはずなのに、絶対戻ってくると信じてたのに。
・・・・憎い。私を置いていくサトシが憎い。
・・いや、サトシだけじゃない。運命も。神も。何もかも。

            ・・・全てが憎い。

こんな思いをするなら、サトシと会わなければよかったか。
でも・・・・あの時出会わなければ、私はサトシが好きになれなかった。

             誰よりも大切な人。サトシ。

二度と会えないのか。
寂しいな。こんな気持ちは初めて。

 
   『・・・・サトシ・・・お願い、帰ってきて・・・!!」

 
「・・・・カ!!」

 

 
「・・・・ハルカ!!!・・・」

 

 
「・・・おねえちゃん!!」

 

ハ「ん・・・?」
目がさめると、いつもの光景が目に入ってきた。
サ「お!!起きたかハルカ。」
なんと、死んだはずのサトシが目の前にいるではないか。
ハ「なっ・・・・サトシ!!?何で・・・?死んだはずなのに!」
サ「ハァ?オレを勝手に殺すなよ、ハルカ!!」
マ「おねえちゃん、ずっとねてたよー。ときどきねごともいってたけどね。」
ハルカは全く意味が理解できない様子。
だが、これだけはわかる。

 

サトシは生きている、ということ・・・・


 

『赤い竜の謎』やっと終わりました。
疲れたべっさー。

この『赤い竜の謎』、実は漫画で描いて、
それを小説版にしたものです。
漫画では友達を主役にさせて描きましたが・・・
意味不明です。思い切って。
そして小説のほうは、
漫画とストーリーが全然違います。
ここまで変わるのか・・・・!?

この小説が意味不明でなければ嬉しいです。

Commentator by ヨマはら

 

何故か伝説のポケモンと戦うことになってしまったサトシたち。
作者(!?)まで登場して、なんだかノリがすごい作品ですw
しかし最後はシリアスに、激しい戦いで終わる。
結局は夢でしたが、サトシが生きていて本当に良かったです。
その中で描かれるハルカの心情も面白いです。
Commentator by 冬草


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