のろわれた仮面

1.プロローグ

悪しき仮面が来るとき7つの日の後月は落ちる。
その時七賢者とともに赤と青の衣をまといし操り人来たり。
月を止めん。七賢者神殿にて伝説の神々に守られし。

火の神 闇の神 雷の神 海の神 水の神 大地の神 空の神

封印解けしとき、悪しき仮面は眠る・・。

 
「こんな伝説があったの?」
「どうやらそのようだな」
「それにしてもなんか見たことないポケモンとかいるよ」
「ほんとにミナモに着くのか?」
「そのはずなんだが・・」
「戻るにも洞窟がさっきの地震で落盤してるよ」
ミナモシティを目指し旅をしていたサトシ達、途中洞窟があったので、抜けていったがそこは彼らの知らないポケモンたちがいる世界だった。人を探していたのだが途中で神殿のような建物を見つけ、入っていったのだった。
「ねぇ、今気付いたんだけど、月が近くなってない?」
「そういえば・・。」
「顔みたいなもあるよ・・。」
「不気味かも・・。」
突然神殿の台座が光った。
「なんだ?!」
『落ち着くのだ・・、わしは空の賢者・・、この天空の神殿を守っている・・、今、悪しき仮面の封印が解けた、そしてこの世界に7日後つきが落ちてくる。
そして今この世界では最後の日じゃ』
「じゃあ早く逃げなきゃ」
『お前たちに頼みがある・・。」
「たのみ?」
『わしは時の賢者でもある、しかし時は後数回しか戻せぬ。
そこでほかの賢者の封印を解いてほしい・・。全部で6つの神殿に6人の賢者がいる、一つは海に、一つは荒野に、一つは山に、
一つは森に、一つは屍の館に、一つは草原に。これはお前たちの宿命だ。頼んだぞ・・。』
「なんか自分勝手な賢者かも・・。」
「仕方ない・・、行くか」
「え〜。」
「しょうがないだろ、な、タケシ」
「あ、ああ・・」
「えっと・・、ここから近い神殿は・・、炎の神殿だよ」
「じゃあ、そこに行ってみようぜ。」
「急ぎましょう。」

〜炎の神殿最深部〜
仮面と炎の守護神が対峙している
「ヒヒッ、お前、ここの賢者の守護神だな?」
「わが名はエンテイ、賢者の復活のジャマはさせん」
「やってみろよ」
仮面は黒い光を放ち、エンテイは光につつまれた。
「た・・お・・せ・・。」

「ここが炎の神殿か・・。」
「あついかも〜。」
「そりゃそうだよ」
「何せ火山の中だもんな〜」

5時間後

「やっと着いた・・」
「ここが賢者の間・・」
「ねぇ、あれ!!」
「あれは・・、エンテイ」
「た・・お・・・せ・・」
「こっちに来るぞ」
エンテイは突然しんそくを使ったのだ
「エンテイはしんそく使えないのに〜」
「あれだ!!」
「え!?」
「エンテイが持ってる首の宝石!!」
「10万ボルト!!」
「チュ〜!!」

ばりん!!
宝石が割れると共に、エンテイの黒い光は消えた。それと同時に賢者の間が光りだす・・。

「ありがとう、私は炎の賢者・・。エンテイは悪しき仮面に操られていたのです。あなた達にこの石とこの唄を・・。」
「これは・・?」
「それは大賢者の間で賢者を呼ぶのに必要です、助けがいる時・・その石と唄で私を呼びなさい・・。力になります・・。」

「さぁ、次の神殿に行こう」

 
2.深い森にて

次の神殿を目指し、神殿への道を見つけたサトシ達。
だが・・。

「なぁ、ほんとに入るのか?」
「それしか道はないんだよ・・。」
「早く抜けましょう、こんなとこ」
と、ハルカは乗り気でさっさと行ってしまった
「おい、待てよハルカ」
「サトシ!!、おねえちゃん!!」
「まってくれ〜」

「早く、サトシもマサトも遅いわよ」
「あのなぁ〜・・。」
ふと、サトシは何かの気配にきずいた
「ハルカ!!危ない!!」
サトシがかばってくれたおかげで攻撃をまぬがれたハルカ、
視界の先には・・、巨大なジュカイン。
「でか・・。」
「きっとこの森の主だよ・・」
(何なの・・、今のカンジ・・、なんか・・よくわかんないけど・・どきどきする・・)
「どうしたんだ?ハルカ。」
「そんなことしてる場合じゃないって」
「逃げろ!!」
「きゃぁ!!」
ハルカはつまずいてしまった。

「ハルカ!!」
サトシが彼女の手を取り、走り出す・・。
サトシ達は、どうにか森から出た・・。
「ねぇ、あれ!!」
マサトが指さす先にあったのは広大に広がる海。
だが、様子がおかしい。
「ねぇ、なんかこの海お湯みたい・・。」
「ほんとだ・・。」
「ってことは温泉!?ラッキーかも♪」
「ちがうだろ・・。」
「でも・・、気持ちいいな・・。」
やわらかく髪やほほをなでる風は少し潮の匂いがしていて、心地よさを感じる。
だんだんと落ちてくる月を眺め・・。
「これがなければいいのにな・・」
「ねぇー!!こっちに何かあるよー。」
マサトが叫んだ先に行くと。何かの門がある。
門には何かを置く台座があった・・。
「ねぇサトシ・・、あの石じゃない?」
「いれてみよう」
サトシが台座に石を置くと海がわれ、中から神殿が出現する。
「これが・・、水の神殿・・」

 
                             月の落下まで・・、あと5日!!

 
3.水の神殿

〜水の神殿内部〜
「なんかあんまり神殿ってカンジじゃないな〜。」
神殿の中は、中央の鉄塔の周りに部屋が連なっているつくりで、ゆだんすればすぐ迷ってしまいそうである。
「ぴか!?」
「どうした?ピカチュウ?」
何かに反応したピカチュウは、部屋のひとつに入ってしまった。
「おい!!」
後を追う一行・・。
「通路みたいだね。」
先へ進むにつれ通路は狭くなる・・。坂になっているせいか。そんななか遅れるハルカを後押しするようにサトシが彼女の背中を押す。
「あの2人仲いいよね〜」
「いいじゃないか。青春なんだよ。」
「?」
頭に?マークを浮かべるマサト・・。ところが彼は罠を踏んでしまった・・。
天井から落ちてきたのは・・。大きな丸い岩・・。
「へ?」
「あ?」
「あーあ。」
「わーお」
間の抜けた声を出す一同。
「ハルカ探検隊大ピーンチ。」
「みんなあれ!!」
「オットマサトが横穴を2つ見つけました〜2人づつなら入れそうです。」
「あれに入ろう」
横穴に入ったはいいのだが・・・。
「せまいかも〜」
「いつまで転がるんだよ・・。」
〜10分後〜
「ちょっとサトシ変なとこ触らないでよ。」
「狭いんだから仕方ないだろ」

 
「やっとでられた〜」
「あついかも〜」
「あれ!!」
「今度は何?マサト・・。」
「スイクンみたいだな・・。」
「きれいかも〜」
「襲ってきたぞ!!」
「10万ボルト!!」
「ぎゃぁぁぁ!!」←スイクンの声のつもり

バリンと宝石の割れる音と共に、スイクンから紫のオーラは消えた・・。
床が光り、水の賢者が現れる。
「ありがとう、この石とうたを・・。そして・・私の話を聞いてください・・。」
「話?」

 
              月の落下まであと4日・・。

 
4.真実

「話っていったい・・。」
サトシが賢者に問う。
「はるか昔、太古の呪いの儀式で悪しき仮面は使われました・・。しかしあまりにも力が大きく、私たちの先代によって封印されたのです・・。」
「それがなんでいまごろ・・。」
「悪しき仮面は、力を強め、よみがえったのです・・。実は、あなたたちや先代以外にも、封印した人物がいます・・。それはとおく離れた地から来た人・・。彼はその力で仮面を封印しました。ところがまたよみがえり月を落とそうとしているのです・・。仮面を完全に封印するには、あなたたちの力が必要です・・。あなたたちは、これから賢者を目覚めさせるたび、石と唄を授かります。それを大神殿に置き、これで賢者たちを呼ぶのです・・。」
「わかった・・。」
「今からあなたたちを別の神殿にワープさせます。」
サトシタチノ足元が青く輝き、別の神殿に付いた・・。
「ここは、大地の賢者が眠っています。気をつけて・・。」
「ありがとう」

 
                                 月の落下まで後4日

 
5.大地の神殿

水の賢者に送られた彼らは、大地の神殿内に入る。外はまだ青空なのだが、刻々とちかずいてくる不気味な月のせいで、それを感じさせない。なんとなく横に顔を向けたハルカの目に飛び込んだのは、サトシの横顔・・。意志の強そうな瞳は、真っすぐ大地の神殿を見据えている、それはずっと先の未来を見ているようにも見えた・・。そんなハルカにきずいたサトシ・・。
「どうしたんだよ、なんか俺の顔についてるか?」
「え?あ、ううん、なんでもないのただ、真剣な顔久しく見てないな〜なんて」
「何だよ、それっていつも俺が抜けてるみたいじゃないか〜」
「ご、ゴメンゴメン・・・。」
(何だろ、この感じ、サトシの顔を見るたび・・なんか、こう・・。)

 
「ここが神殿のなか?」
「分かれ道があるみたいだが・・。」
とりあえず進もう、と言うサトシの提案で、二手に分かれることになった一行は、サトシとハルカペア、タケシとマサトペアに分かれ、神殿を散策することになった・・。
「サトシに迷惑かけちゃだめだよ、お姉ちゃん・・。」
「な、ちょっ、それってどうゆういみよ!!」
「さ〜てね〜。」
「おい、ハルカ、早く行こうぜ。」
サトシはハルカの手を引き、ハルカはそれに応じるように、左側に入った。
「俺たちも行こうか・・。」
「ねぇタケシ、やっぱあの二人仲いいよ・・。」
「♪作戦成功!!」

そのころ

手を引くサトシに戸惑い気味のハルカ・・。そんな中、小石につまずいてしまい、足を怪我をしてしまった。
「大丈夫かよ、ほら、おぶされ・・。」
「う、うん」
意外に広いサトシの背中に驚くハルカ、そして2人の互いの体温ガ高くなっていくような気がした・・。
(あったかい・・・。)
そっともたれかかるハルカ・・、そんな彼女に、サトシは戸惑う。
「ハ、ハルカ!?」
「あ!ご、ゴメン!!」
「いや、いいけどさ・・」
(こんなに女の子と密着したのって始めて・・、かな・・。)
以前カスミを負ぶったこともあったが、そのときは密着した感じはなかったし、女の子と認識したことはめったになかった・・。
(やっぱり華奢だな・・。)

「うわぁぁぁ〜〜!!」
「なんだ!?」
「今のってタケシタチの?」
「急ごう!!」
駆け付けたサトシタチガ見たのは・・、マサトのめがねとホウエンマップ、そしてポケナビ・・。
「マサト!!どこ!?」
「タケシ!!」
「とにかく神殿を出よう!!」
「ええ!!」

でうちに来たまではよかったのだが、事実を突きつけられ、驚愕した。

「うそ・・。」
「とびらがあかない・・。」

「ここの賢者を復活させなきゃだめってことか・・。」
「どうしよう・・マサトが・・。」
動揺するハルカに、サトシはかける言葉が見つからない、彼は彼女のそばへ行くと、手のひらを肩に置き、彼女をなだめるかのようにそっと言葉を書ける。
「きっとあいつらなら大丈夫さ、タケシもいるし・・。とにかくまずはここから出なきゃ、それから考えようぜ・・。」
「・・うん・・。」
ハルカはサトシに再度おぶさり、奥への道へと進む・・。
とちゅう、ハルカがないているのが分かったが、あえて声をかけず、そっとしてやるのだった、それが、サトシにできることだったのだ・・。

「・・着いた・・・・。」
「サトシ、もう大丈夫・・。下ろしていいよ。」
「ああ。」
神殿最深部に着いたサトシは、あたりを見回したかと思うと、ハルカを安全な場所に座らせる。その直後、ぴきぴきと地面がわれ、グラードンが現れた。
「こいつか・・。」
赤い肌ではなく黒の肌を持った怪物はつめを振り落とす。
サトシは間一髪でよけ、ジュプトルを出す・・。
「ジュプトル!!腹の宝石にリーフブレード!!」
ジュプトルは相手の懐にすばやく入り、攻撃する。
と、同時に乾いた破裂音が響き、宝石は散らばる・・。やがてグラードンの肌はクロから、普通の赤に戻った・・。
サトシはハルカの手をとり、青く輝く光に向かった。
現れたのは大地の賢者・・。
「ありがとう、あなたたちのおかげで封印が解けました・・・。」
「教えてくれ、マサト達は何処に言ったんだ?」
「おそらくは悪しき仮面につかまっているのでしょう・・。急がないといけません、この唄と石を・・。今から私が近くの神殿にワープさせます。」
「お願いします。」
あたりがまぶしく光ったかと思うと当たりは草原が広がるゆたかな土地で、柔らかい風がほほをなでた・・。
「神殿の魔力が強くてここまでしかちからを貸せません、がんばってきなさい・・。」
「わかりました、行こうぜ、ハルカ」
「あ・・、うん」 

雲ひとつない抜けるような青空の中、サトシ達は神殿に向かっていた。ハルカの傷はサトシの手当てでもういいみたいだ。しかし、なぜか2時間歩いても神殿に付かない、だんだんと空が青からオレンジ色へと変わり、対照的に反対側の空は深い紫に染まる。
「とにかく今日はここで休憩しよう」
サトシの提案により、途中見つけた穴倉で夜を明かすことになった。ところがやはりハルカはマサトのことが心配のようで、さっきから黙っている。しかしそれはサトシにも同じ・・・。
「心配なんだろ?マサトのこと・・。」
「・・・・・」
「それは俺も同じだよ・・。でも一人で抱え込むな・・。」
「・・・・・」
「俺は兄弟いないからさ、そうゆうことは分からない・・。でも、その気持ちにうそがないなら信じようぜ・・、あいつらを・・・。もしも感情をぶつけたくなったら、俺にぶつければいい・・・。」
「・・ありがとう・・、サトシ・・・。」
そういいながら彼女がサトシにもたれかかった・・・。
「ハルカ!?」
突然の行動に驚くサトシ・・・。
「私ね、不安なんだ・・、サトシの言うとおりなんだけど・・・、こわくて・・・。」
寂しい目をスル彼女をそっと抱き寄せるサトシ・・・
「無理しなくていいんだよ・・、ここで泣いても・・、責めるやつはいない・・。」
「・・・うん・・・」
ハルカはサトシにもたれて、「もう少しこのままいさせて・・」といいそのまま二人は眠りに付いた・・・。

 
6.信じる心

寝ている中,ふと目を覚ましたサトシ・・。だがそこは、寝る前にいたところとは違う・・。ハルカもいない・・。
「ここは・・、ハルカ?ハルカー?」

「おかしいな〜、寝たときはここじゃなかった何・・、サトシは何処かしら・・。」二人が迷い込んでいるのは深い闇の中・・、そこに現れたのは・・、自分自身・・。
「フフ・・、お前は一人じゃ何もできない・・。」
「だれ!?」
「お前はあいつがいないと何もできない・・。あの帽子をかぶった男・・。」
「サトシのこと?」
「そうだ・・・。だからそいつがこうなってしまっては・・。」
そこにいるのは、吊り上げられたサトシ・・。だがこれはもちろん幻・・。だがハルカは信じてしまった。

「ハルカを放せ!!」そう叫んでいるのはサトシ・・。彼もまたハルカと同じ幻を見ていた・・。
「お前にできるなら力ずくでやるんだな・・・。」
実は二人は迷ってなどいないし、ましてや離れ離れにもなってない・・。夢の中に何かが入り込んでいる・・。
「もしもお前が仲間に裏切られたらどうする?」
「なに?」
「お前は絶望のふちだよなぁ・・。」
「俺はたとえどんなことがあっても仲間を信じる・・・。」

  一方ハルカは・・。

「私は、信じる!!サトシを!!だから裏切ったとしても、決して責めない!!」と、ハルカが行った瞬間足元が光った、同時にサトシの足元も光り、闇の賢者が現れる・・。
「君たちの心の強さを試すために、少し夢をいじらせてもらった、だが大丈夫なようだ・・。雷の神殿は草原にあるように見えるが実はこの真下にある・・。偽りの扉があるから、この真実の目で見るがいい・・、歌の音階と石はお前のポケットに入れておいた・・・頼んだぞ・・。」

「サトシ!!サトシ!!」
「ハ、ハルカ!?」サトシはハルカに起こされる・・。
「ああ、なんか変な夢見ちゃった・・」
「でもポケットの中・・。」
「石と・・、唄・・?」
「早く行きましょ。」
「あ、ああ」

昨日の暗い夢とは正反対な朝の光につつまれた世界が、眼前に飛び込む。サトシは少々まぶしそうにしながらも朝焼けを見つめる。
「サトシ〜、早く行こうよ〜」
「あ、ああ」
「どうしたのよ難しい顔して・・。」
「いや、この光がしばらく見れないのかなぁ、って」
「地下だもんね・・神殿・・・。」
「行こう。」
サトシが歩き出すのに数秒送れて、ハルカが歩き出す・・。
洞窟の中は地下というだけあって暗く、はぐれないように手をつないで歩く。時々急な斜面や隆起した足場があったが、手をつないでいるため、さほど苦労しなかった・・・。もう1時間は歩いただろうか、疲れが出てきた。ハルカがサトシの手をグイッと引っ張る。
「ねぇサトシ、ちょっと休もうよ」
「そうだな・・。」

〜15分後〜

「さあ行くか」
「そうね」
「痛っ」
サトシの腕に、ピリッとした痛みが走る。針で刺されたような、そんな痛みだった。さほど気にしなかったがそれは神殿についてからおきた。
「サトシ!!腕!!」
「えっ!?わぁっ」
サトシの腕から滴り落ちるのは真っ赤な鮮血・・。腕には大きな切り傷があるのにさほど痛みがない。
「この技って確か・・」
「かまいたちかなぁ?マサトが行ってた気が・・・。」
「まいっか」
「まってよ。貧血になっちゃうから血を止めないと・・。」
そうゆうとハルカはポーチから緊急の箱を取り出し、腕を消毒し、包帯をぐるぐる巻いていく・・。
「あ、額にも・・。」
ハルカが身を乗り出して額に薬を塗る・・。
「いてっ!!」
「我慢しなさいよ、男でしょう」
「どうゆう理屈だよ」
しかしこのあと、事件が起こる・・。

 
7.最後の賢者と記憶

突然あたりが揺れ始め、天井がひらく、その衝撃でハルカがサトシに倒れかかった。
「わぁっ!」
「ああ!!」
小さな悲鳴を上げて倒れる2人、その結果ハルカがサトシに覆いかぶさる形になる。
「んもぉ〜何なの・・」
「ハルカ〜、どいてくれ〜」
「あっ、ゴメン」
そんなひと時もつかの間、上から勢いよくライコウが降りてきた。
が、やはり普通とは違い、黒い体色と、以上に飛び出た牙とつめ、毛は逆立ち、威嚇のような体制をとる・・。これも仮面の力なのだろう、ライコウはこちらに勢いよく向かってきた。
「にげるぞ」
ハルカの手を引き、間一髪攻撃を避ける。ガ、少しサトシの腕にかすった・・。
「痛っ」
腕に激痛が走る・・、かすっただけなのに、こんな激痛・・、まともにくらえばまずただではすまない。サトシはハルカと物陰に隠れ、とりあえず場をやり過ごす。宝石は尻尾にある・・、体の大きいオオスバメやジュプトルではやりにくい・・。
「ピカチュウ!いけ!!」
「ピカッ」
サトシの支持でピカチュウが電光石火で近ずき即座にアイアンテールをする。攻撃はヒットし、宝石は割れた・・。
あたりが光に満ち、雷の賢者が現れる・・。
賢者は石と唄を授け、海の神殿にサトシ達をワープさせた・・。
水の神殿のときとは違い、あたりは黒い雲に覆われている。
神殿に入ろうとしたその時、黒い肌のカイオーガが襲ってきた・・。
「10万ボルト!!」
攻撃がヒットする・・、だが様子がおかしいことにサトシはきずいた。
「カイオーガが・・、いない・・。」
「いったい何処に消えたの・・。」
バシャァ!!後ろから襲われ、どうにかかわす。
「宝石は確かにあるんだけど・・。そうだ!!」
サトシはあることを思い出した・・、オレンジ諸島でファイヤーを梗塞していたおりを爆発させたときのことを・・。
「ハルカ!!ワカシャモを出してくれ」
「ええ、ワカシャモ!!頼むわよ!!」
ワカシャモが勢いよく飛び出し、同時にサトシがコータスとヘイガニを繰り出す・・。
「どうする気?」
「いいから、ワカシャモに炎の渦を!!。」
「ワカシャモ!!炎の渦!!」
「コータス!!オーバーヒート!!、ヘイガニはバブル光線!!ピカチュウは10万ボルト!!」
攻撃は見事にヒットしカイオーガが動きを止める、しばらくして、爆発が起きた。
「宝石が割れた・・。」
「カイオーガは・・?」
カイオーガは無事なようだ・・。
海の賢者が現れ、大神殿にワープする・・。
サトシは石をはめ、唄を引いていく・・。仮面が封印され、月が消えた・・・。
「おわった・・。」そう思ったときだった、つきが落ちてきたのだ!!

 

「!!!」
はっとして辺りを見回すあたりは見慣れた景色・・。
「ここは・・、ポケモンセンター?」
「おっ、おきたか」
「・・サトシ・・」
「ねぇ、あの月は?」
「?なにが?」
あれは夢だったのだろうか・・。だとしたらうれしい・・。でも・・、サトシとの思い出は・・。ふとポケットの紅い石にきずく。サトシの腕には包帯・・。
(あれは・・、現実・・)
「タケシたちは別の部屋だとさ」
「ねぇ、サトシ・・」
「なんだ?」
「もし、私がいなくなったらどうする・・?」
「・・・」
「私は離れたくない、サトシが・・、サトシが好きだから!!」
思い切って言う。帰ってきたのは・・。
「お前がいないなんて、考えたくもない・・。」
「?」
「俺は・・、たとえお前がいなくなっても・・ほかの誰もが忘れても絶対忘れない・・、お前の声、お前のぬくもり、お前の笑顔・・。だって・・、俺はハルカが・・、好きだから・・・。」
にっと笑い、彼女に返す言葉・・。

 
彼らの物語は・・、まだまだこれから・・・・。


 

完結しました〜。
某ゲームが元ねたのこの小説・・。クライマックスは実は現実・・、ということでした。
どうして助かったかは、お考えください。

 
Commentator by かいすのみ 自分は元のネタは知らないですが…(汗)
緊迫した雰囲気、その中でのサトシとハルカの心の変化が面白いです。
最後は現実ということでしたね。
どうして助かったんでしょう…?読む人が考えますかw
Commentator by 冬草


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