マサト「お姉ちゃんたち、なにやってるの?」 休憩にくつろいでいたお姉ちゃんとサトシ。お姉ちゃんはピカチュウを撫でるようにならし、そのピカチュウも幸せそうに、サトシもまた相棒の幸せの顔を満喫しているようだった。 ハルカ「ピカチュウの毛並みを整えてあげてるのよ」 へぇ…。お姉ちゃん、知らないうちにそんなテクをつけてたんだね・・・ お姉ちゃんに対する感心を心の内に話した。 それにしても・・・・・・、なんだろう。この複雑な気持ち・・・・・・ ──── やっぱりボクはお姉ちゃんが好き。 だから誰かのもとにいっちゃうなんて考えたくない。 離れたくないけれど、ボクがお姉ちゃんにしがみついてたらお姉ちゃんが幸せになれないのも必然だというのはわかっている。だから割り切らなければならない時がくるのなら、せめてお姉ちゃんに好きな人ができたらその人がふさわしい人かを見極めておきたい! やっぱりパパより強くて、落ち込んだ時には熱く励ましてくれて、時にはケンカしたっていい、いつかお互いに協力し合えて、それでいつでも笑顔で交わしていられるような・・・・・・・・・って、あれ・・・・・・? 無意識の理想。ボクは知らないうちにあの人のことを尊敬していたんだ・・・。なるほど、複雑になるのも無理もないよね(笑) サトシ「な、なんだよマサト。俺の顔になにかついてるのか・・・?」終。
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